シリンダーヘッド掃除

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シリンダーヘッドの掃除

このまま組んでもいいんだけど、バラしたのできれいにします。

軽く磨いてみたけど時間かかるし細かいところはバルブを外さないときれいにできない。

ということでバルブを外します。バルブスプリングコンプレッサーでサクサクっと。
メタロンMにどぶ漬けしてカーボンや油脂類を落とします。
メタロンMはよく落ちるので重宝してます。(メタルクリーンと同成分です)


一応バルブのすり合わせもしておきます。
そんなに荒れていないだろうからタコ棒で軽く。
仕上げ用のバルブコンパウンドから始めます。
モナミのバルブコンパウンドの細い方です。

こんぐらいで。

綺麗になりました。

メタロンMに漬けた際に剥がれてしまった養生テープを再び貼って保護しておきます。

シリンダーヘッド歪み計測

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シリンダーヘッド歪み計測

注文していたSKの0.01mmのシクネスゲージが届いたので早速ヘッドを再計測。
前回0.03mmのゲージはどこも入らなかったんだけど、0.01mmだとどうか!?

結果からいうと、7mmの間で、仮に0.65mmとしても、十分基準値内に入っていると思うのでブロックの研磨もせず、各部位をきれいにしてから組みなおします。
歪んでなくてよかった。

キズがつかないよう養生テープで保護しておきます。
バルブのすり合わせはやっとくかな~

シリンダーブロック歪み計測

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シリンダーブロック歪み計測

早速ブロックの歪みを計測します。
軽くオイルストーンで掃除して6方向で計測したところ・・・

中心部分で0.06~0.07mmの歪みがあることが判明。
一応歪み限度は0.10mmなので範囲内に入っています。
そういうことでガスケットは抜けていなかったのだと思われます。
水温が上がる原因はエンジンではなかったのかもしれない。

ブロック降ろし

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・エンジンブロック降ろし
エンジンブロックを降ろしました。

早朝から作業すべくボンネットを外してフロントをジャッキアップしておきます。

最初ミッションとまとめて降ろそうとおもったんだけど、シリンダーヘッドがないのでバランスが悪いかと思って車載状態で切り離してブロックだけ降ろしました。
クレーンでラクラクです。

ブロックは台車に載せて作業場に運びます。
耐荷重60kgの台車だったせいか、途中でへの字に折れてしまいました・・・・。
運べるのは運べたんだけど新しい台車買わなきゃ。

残ったミッションは下から。
ミッションはそのまま使うので倉庫に保管しておきます。

再びカラッポになったエンジンルーム。フロントパイプが地面につかないようヒモで縛り付けてあります。エンジンなくなったせいでフロントの車高があがってるのでカッコ悪いなぁ(笑)

シリンダーブロック

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シリンダーブロック歪み計測
ブロックの歪み計測をします。
計測前に残っている純正ガスケットのカスを掃除。
オイルや水経路にガスケットカスが落ちないよう掃除機をかけながら地道に落としました。
最後にオイルストーンで仕上げて、いざ!ストレートエッジを置いてシクネスゲージで計測!!
張り切ってストレートエッジを置いたものの、エンジンルーム内で計測しようとするとエッジが長すぎてインテーク側のストレートとナナメ1カ所の2方向しか測れない・・・。60cmのものだったんだけどもう少し短いやつの方がよかった。長すぎて色んなところに当たってしまう。50cmぐらいがベストかも。
それに、フロントカバーのところのチェーンガイドが邪魔。
エンジンをクルマから降ろすか、フロントカバーを外した状態でないと計測できない。

で、6方向でチェックしなければならないうち2方向のみでチェックした結果、写真の方向で0.06mmの歪みがあることが判明。ブロック中央付近が低い感じ。

引き抜くと抵抗感がすごくあるけどなんとか抜ける。0.07mmは通らないので0.06~0.07mmの間なんだと思う。間とって0.06mmぐらいにしておこう。
整備書によると歪み限度は0.1mmまでは大丈夫とのことだが・・・おそらくヘッドと合わせて0.1mmだと思われるので、ヘッドの0.03.5mm(こちらも仮定)とブロックの0.06.5mmで0.1mm。ギリですやん。
えぇい!こうなったらブロックもクルマから降ろしてバラして計測しよう。
0.01mmのシクネスゲージがまだ届かない(出荷日の遅延連絡があった・・・)ので、到着次第ヘッドがどれだけ歪んでいるのかを正確に調べて、最終的にブロックとヘッド両方を面研するのか、ブロックだけにするのかを決めます。
0.01mmのシクネスゲージはSK(新潟精機)のものにしました。1825円もしやがる。

ここまでの検証の結果、微妙な数値。純正ガスケットではギリギリ抜けるか抜けないかな値なのでガスケットは抜けていたかもしれないし、抜けていなかったのかもしれない・・という感じです。

原因として考えられる要素は他にもありそうなので、エンジンの歪みに関しては面研をするかブロックを交換するなりして原因となる要素をつぶしてから組みなおします。
というわけで、水温上がる原因はこれ!といった明確なものが得られない状態です。

作業ペースがめっちゃ遅いですが、気長にがんばります。