たくちゃん号(KV3サンバー)
 ・バックセンサーガスケット
  
  バックギアセンサーのガスケット。
  ガスケット 803914020 30円
  19ミリのスパナでセンサーを緩めて取り外し、新しいガスケットに交換。
  
 ・スピードメーターギアオイルシール交換
  
  オイルシール 806712100 200円
  オイルシールは圧入されていて外からは外せそうにないのでギア側からアプロ
  ーチ。
  スナップリングを外すとギアとワッシャーが取り出せる。
  ロッドを押せば出てくるんだけど、オイルシールがついているために簡単には抜
  けない。
  
  ウォーターポンププライヤーでつまんでやることで取り外せた。
  ロッドを外すとオイルシールも外れてくる。
  
  新旧比較。古い方は穴が変形してますな(^^;)
  掃除をして組み付け。
  
  こういう順でついてる。
  ロッドにはスナップリングがついてる。(結局外さなかった)
  
  そのスナップリングより先に薄いワッシャーが1枚ある。
  これを忘れないように。
  
  ロッドを挿入。
  
  そして、内側は分厚めのワッシャーとスピードメーターギアをつける。
  
  スナップリングを取り付けて内側は完了。
  スピードメーターギアは四角いくぼみがある方がワッシャー側になるように組む。
  
  最後にオイルシールを圧入。向きはこの向きで。
  
  12ミリのロングソケットがちょうどいい感じ。
  
  はい!打ち込めた!
カテゴリー: サンバークラシック(KV3)
シリンダーヘッド
たくちゃん号(KV3サンバー)
 ・ヘッド組みつけ
  組む前にストレートゲージとシクネスゲージで歪み具合を見る。
  0.05ミリ歪んでいたら面研決定なんだけど0.04のシクネスゲージがどこにも入らな
  かったので問題なし!
  ブロック、ヘッドとも脱脂する。
  
  ヘッドガスケット。
  メタルガスケットに・・・とか思ったけど、別にノーマルだし、いっか〜みたいな。
  ガスケットシリンダーヘッド 11044KA193 3670円
  なぜかヤフオクに出品されててこれより安く手に入れれたw
  
  ヘッドガスケットを載せる。
  つくようにしかつかないので向きを間違えることはない。
  
  別アングルから。
  
  ヘッドを載せる。
  カムスプロケを仮組みしておくとバルブ位置が分かりやすくていい。
  ダウエルピンを合わせるように置く。
  
  ヘッドボルトのネジ山部、ワッシャー部にエンジンオイルを塗る。
  もちろんボルトの掃除はしっかりとしておく。
  
  ボルトを挿入。
  
  整備書の記述によると
  
  
  中心から外に向けて対角で、2度に分けて締めていく。
  もちろんトルクレンチで。
  締め付けトルクは3±0.3kg/m。
  3キロで締めたらすべてのボルトを緩めてフリーにする。
  緩める順番は音から中心へ向かって対角で。
  再び2.0±0.05kg/mで締める。誤差がすごく小さく設定されている・・。
  
  最後に90度の角度締めを行う。
  スピンナーハンドルに角度ゲージをつけて締めた。
  順番は中心から外へ向けて対角で。
  結構な力で締めなきゃいけないので大変。
  すべてのボルトを角度締めしたらヘッド組みつけは完了!
  といいたいところだけど、エンジンが動こうとするので一人じゃ厳しい・・・
  角度締めはまたスタンドの上でやろう・・・。
 ・タイミングベルト取り付け
  タイミングベルトを取り付ける。
  その前に、タイミングベルトカバーを装着する。
  
  タイミングベルトカバーの背面のスポンジを交換。
  シーリングベルトカバー4 13554KA000 230円
  
  両面テープで貼られているだけなのでペリっとはがして新しいのを貼る!
  
  10ミリ3本のボルトで固定。
  締め付けトルクは0.7±0.2kg/m
  
  
  続いてゴムシールを装着。
  2種類あって、長い方が左側に横方向に、短い方が右側に前後方向へつける。
  写真ではベルトカバーがついていないけど、ベルトカバーをつけた後に装着しないと
  ちゃんとつかない(^^;)
  
  長い方。 シーリングベルトカバー2 13587KA053 150円
  
  これがココにつく。
  
  短い方。  シーリングベルトカバー3 13552KA031 200円
  
  これがココにつく。
  カバーがついていたら差し込むような形で装着する。
  
  カムスプロケットを装着。
  12ミリ3本。締め付けトルクは1.2±0.2kg/m。
  固定できなければフライホイールつけてから本締めでもいいだろう。
  スプロケにあるポッチマークをカバーの切り欠き部分に合わせる。
  
  次にクランクスプロケを装着。
  クランクプーリーもつけてグルグルクランクを回す。
  このエンジンはバルブクラッシュしないからグルグル回しても大丈夫!
  オイルポンプの合いマーク(でっぱり?)にスプロケのポッチマークを合わせる。
  クランク側のベルトカバーをつけたらちょうどクランクプーリーの位置が0度になって
  いるはず。
  この時、1番、4番のピストンが上に来ていることをプラグ穴から確認する。
  
  ピストンが見える。
  
  こちらは2番、3番。真っ暗で何も見えない。
  ヘッド組む前にやっとけよって話なんだけどね(^^;)
  
  続いてベルトテンショナーを装着。
  スプリングとウォーターポンプにあるポッチにひっかけてセンターボルト(12ミリ)を
  固定。
  スプリングはカバーにひっかける形になっていたけど、年式によってはボルト止め
  の場合もある。その場合は締め付けトルク06±0.2kg/m
  
  このポッチにはめる。  
  このスプリングをいっぱいに伸ばした状態でセンターボルトを固定しておく。
  タイミングベルトを装着。
  ベルトに書いてあるマークと各スプロケのポッチマークを合わせる。
  
  こっちがカムスプロケ側
  
  そしてこっちがクランクスプロケ側
  位置出しができていればすんなり合うはず。
  ベルトテンショナーのセンターボルトを緩めとテンションが張られる。
  
  少しクランクを回してベルトのたわみを取る。
  その状態でテンショナーをツンツンしてガタをなくしてセンターボルトを本締め。
  締め付けトルクは2.5±0.3kg/m
  これでベルトは装着完了!
  続いてブロック側のタイミングベルトカバーを装着。
  
  10ミリのボルト5本。締め付けトルクは0.7±0.2kg/m
  ベルトカバーのガスケットを交換する。
  シーリングベルトカバー 13597KA031 470円 
  
  細いヒモのようなゴムが溝にはまってあるので引っこ抜く。
  そして新しいガスケットをはめる。
  
  ボルトを全部通して仮締めの状態でガタガタ揺らして位置を出してから本締め。
  そうしないとクランクプーリーが干渉する。
  カバーがついたらクランクプーリーを取り付ける。
  
  クランクボルトにはネジ山部とワッシャー部に少量のエンジンオイルを塗ってか
  ら取り付ける。
  
  クランクプーリーに刻まれているマーク(一番左が0度@1&4番シリンダーの圧縮上
  死点)がカバーのマークと合っていることを確認する。
  もしズレていたらもう一度ベルトをチェック!
  締め付けトルクは10±1.0kg/mなんだけど、クランクが回ってしまうのでフライホイール
  をつけた後で本締めする。
  
  カム側のカバーも装着。
  10ミリボルト3本。締め付けトルクは0.7±0.2kg/m
  本当は4本なんだけど、もう1本はオイルレベルゲージと共締めになってる。
  タイベル周り完成!
  
  エンジン下あたりのステー(?)もつけておいた。
  10ミリボルト2本。締め付けトルクは0.7±0.1kg/m
エンジン台
たくちゃん号(KV3サンバー)
 ・エンジン台作成
  エンジンスタンドを作りかけのまま放置プレイ・・・。
  ここ数日、親にええかげん車を直してくれとガミガミ言われ続けていたんだが、今日
  本格的に怒られた。
  まぁ、気持ちはわからんでもない。
  おれはシルビアがあるけど、親にはサンバーしかないもんな。
  毎週休みの日におでかけするのが楽しみだったのにここ2ヶ月おあずけ状態。
  作りかけのスタンドは半ばあきらめて、違う方法でどうにかすることにし
  た。げ〜ちゃん色々やってもらってるのにすまん。時間がない。
  サンバーはエンジンが斜めに搭載されていることもあってオイルパンの形状がい
  びつ。シルビアなんかと違って垂直に立たない。
  スタンドでそれなりにお金をかけてしまっているので、既製品を買うにはなんだか
  負けた気になる(−−)ム〜
  ってことで、垂直に立てれるよう木製の枠を作ることにした。
  ちょうどオイルパンのふちにひっかけるような感じで。
  2x4材があまっていたのでそれを適当にカットしてネジ止め。
  ネジだけではグラグラするかもしれないのでL型ステーと平型ステーで補強。
  深夜なので電動工具が使えず、木材のカットも全部ノコギリで手作業。
  腕プルプルですよもうw
  
  そんなこんなで適当に作ったのがこれ。
  
  エンジンを置いてみるといい感じ(・∀・)
  でも・・・・ヘッドボルトは本締め(角度締め)では動いてしまいそうなヨカンもする。
  (だめじゃん)
  やるだけやってみよう。
  
  やっぱダメだった・・・・orz
  一人じゃ角度締めできねぇ。
  エンジンが転がる(^^;)
エキゾーストバルブ&カム&ロッカーアーム
たくちゃん号(KV3サンバー)
 ・エキゾーストバルブ組み付け
  インテークバルブに引き続きエキゾーストバルブを組み付けた。
  インテークバルブ同様にして組んでいく。
  スプリングの向きに注意して、コッターの位置もちゃんと均等になるように。
  
  
  できた(・∀・)
  
  燃焼室側からパチリ♪。
  スバル車なのにバルブは三菱製なんだなw
 ・プラグコーキング
  
  ヘッドのカムの下にあるこのプラグ(栓)。
  EN07特有の症状なのか淵から冷却水が漏れてくることがあるらしい。
  なのでカムを外したついでにシーリングを施すのが半ば常識となっているそうな。
  スバルマニアな人から聞いたので間違いないだろう。
  
  脱脂した後、外周部分にスリーボンド1215を塗っておいた。
  バルブ組む前にやればよかったと後悔・・・。塗りにくい(><)
  乾くまで1時間ほど放置。
 ・カム組み付け
  
  カムです。シングルカムなので1本w
  
  カムホルダ。
  順番と向きが決まっている。
  
  こんな感じで番号とフロントマークがついてる。
  
  さぁ、組んでいこう。
  ヘッドのカム接触面にオイルを塗布。
  
  カムを置いてカムにタップリとオイルを塗布。
  
  カムホルダにもオイルを塗布。
  
  さらにカムホルダの5番の一番端には液体ガスケットを塗布。
  
  1番にも。
  整備書指定のスリーボンド1215を使用。
  整備書の解説は文章のみで、「#1、#5カムキャップとシリンダヘッドとの合わせ
  面のコーナー部にスリーボンド#1215を塗布して組み付ける」と書かれている。
  正直どこに塗ればいいのかよくわからない(^^;)
  これで合っているのか・・・・・知っている人いたら教えて!(><)
  
  カムホルダは1番から5番の順で締めていった。
  これも整備書には外す時の解説はあれど、装着する時の解説がない。
  なので、外す時の逆で・・・ってことでこの順番。
  締め付けトルクは1.0±0.1kg/m。ソケットサイズは10ミリ。
  組んだ後、カム山にオイルを塗っておいた。  
 ・カムオイルシール組み付け
  
  カムシールを装着。
  
  塩ビパイプをあてがってプラハンでコンコンと叩いて挿入。
  
  ヘッドとツラになったところでストップ。
  オイルシール 806738180 1000円
  武蔵オイルシール製 S6524
 ・ロッカーアーム組み付け
  
  ロッカーアームを組む。
  ロッカーアームの向きと構成はこの通り。
  左側(デスビ側)から ワッシャー、スプリングワッシャー、インテーク、エキゾーストの
  順になる。
  
  これが1気筒分。
  
  アームはインテーク側には「I」の刻印が
  
  エキゾースト側には「E」の刻印が側面にある。
  アームのバルブ接触部分とカム山接触部分にオイルを塗布。
  アームがバルブの上にくるようにしていく。
  
  4箇所全部をはめていかないといけないので結構大変。
  少しずつやっていって全部をはめる。
  写真は左側がデスビ側。
  
  シム調整ボルトは最大限に緩めておく。
  シャフトのネジ穴位置を合わせてまずは5本のボルト(12ミリ)を仮止め。
  
  シャフトのガタを取りつつ本締めしていく。
  締め付けトルクは1.6±0.15kg/m。
  順番は特になかった。
  
  ヘッド完成!
インテークバルブ
たくちゃん号(KV3サンバー)
 ・ステムシール取り付け
  腰下が終わったので次はヘッドの組み立て。
  
  ステムシールを取り付ける。
  シールインテークバルブ 13207KA020 300円(1個)
  整備書によると、インテーク側にはINマークがあって色は黒。
  エキゾースト側はEXマークがあって色は茶色らしい。
  この記述を見た後に、頼んだ部品を見てみるとインテーク側が8つ・・・。
  間違えたか?と思ったけど部品統合されてINもEXも共通になったようだ。
  
  内側にオイルを塗って10ミリ12角のソケットをあてがってプラハンでコンコンと
  叩いて挿入。
  
  完全に密着はしないようだ。
  多少位置がずれていたとしても問題はない?
  
  8つ全部打ち込んでおく。
 ・インテークバルブ組み付け
  ステムシールがついたんでバルブを組んでいく。まずはインテーク側から。
  
  構造的にはこんな感じ。
  バルブスプリングワッシャー→バルブスプリング→リテーナー→コッターという順。
  
  バルブのステム部にオイルを塗る。ほんのちょっとでいい。
  
  バルブを差し込む。
  ステムシールが新品なので差し込むのにちょっと力がいる。
  
  新品だとバルブが下がってこないんだね〜。
  ステムシールが変形していないことを確認し、オイルを塗布。
  
  バルブスプリングワッシャーにオイルを塗り取り付ける。ほんと置くだけ。
  
  バルブスプリングとリテーナーを置く。
  巻き数が多い(線間の狭い)方が下(燃焼室側)へ来るようにセット。
  
  バルブコンプレッサーで圧縮。
  
  バルブ側はコンプレッサーの棒が中心に来るように。
  
  リテーナー側は傾かないように注意しながら圧縮していく。
  
  コッター(コレット)に万能グリスを少しつける。
  グリスをつけるとポロっと落ちたりしなくて都合がいいのだ。
  
  んで、てバルブに貼り付ける。
  向きは広い方が上になるように。
  ピンセットで作業するとやりやすい。
  
  コンプレッサーを戻して、はい!できた!(・∀・)
  コッターとコッターの間の隙間が左右均等になっていることを確認。
  
  う〜ん微妙に不均等。左側が広い。
  不均等の場合はコンプレッサーで少しだけ圧縮して、ピンセットで位置を調整する。
  何度かやればいい位置にくるはず。
  
  これでバッチリ!
  
  今日はインテーク側だけやって終了。
  途中コッターがふっとんで行方不明になって3時間近く捜索するハメに・・・・
  透明なビニール袋の中でやった方がいいかもしれないw