たくちゃん号(KV3サンバー)
・ヘッド組みつけ
組む前にストレートゲージとシクネスゲージで歪み具合を見る。
0.05ミリ歪んでいたら面研決定なんだけど0.04のシクネスゲージがどこにも入らな
かったので問題なし!
ブロック、ヘッドとも脱脂する。
ヘッドガスケット。
メタルガスケットに・・・とか思ったけど、別にノーマルだし、いっか〜みたいな。
ガスケットシリンダーヘッド 11044KA193 3670円
なぜかヤフオクに出品されててこれより安く手に入れれたw
ヘッドガスケットを載せる。
つくようにしかつかないので向きを間違えることはない。
別アングルから。
ヘッドを載せる。
カムスプロケを仮組みしておくとバルブ位置が分かりやすくていい。
ダウエルピンを合わせるように置く。
ヘッドボルトのネジ山部、ワッシャー部にエンジンオイルを塗る。
もちろんボルトの掃除はしっかりとしておく。
ボルトを挿入。
整備書の記述によると
中心から外に向けて対角で、2度に分けて締めていく。
もちろんトルクレンチで。
締め付けトルクは3±0.3kg/m。
3キロで締めたらすべてのボルトを緩めてフリーにする。
緩める順番は音から中心へ向かって対角で。
再び2.0±0.05kg/mで締める。誤差がすごく小さく設定されている・・。
最後に90度の角度締めを行う。
スピンナーハンドルに角度ゲージをつけて締めた。
順番は中心から外へ向けて対角で。
結構な力で締めなきゃいけないので大変。
すべてのボルトを角度締めしたらヘッド組みつけは完了!
といいたいところだけど、エンジンが動こうとするので一人じゃ厳しい・・・
角度締めはまたスタンドの上でやろう・・・。
・タイミングベルト取り付け
タイミングベルトを取り付ける。
その前に、タイミングベルトカバーを装着する。
タイミングベルトカバーの背面のスポンジを交換。
シーリングベルトカバー4 13554KA000 230円
両面テープで貼られているだけなのでペリっとはがして新しいのを貼る!
10ミリ3本のボルトで固定。
締め付けトルクは0.7±0.2kg/m
続いてゴムシールを装着。
2種類あって、長い方が左側に横方向に、短い方が右側に前後方向へつける。
写真ではベルトカバーがついていないけど、ベルトカバーをつけた後に装着しないと
ちゃんとつかない(^^;)
長い方。 シーリングベルトカバー2 13587KA053 150円
これがココにつく。
短い方。 シーリングベルトカバー3 13552KA031 200円
これがココにつく。
カバーがついていたら差し込むような形で装着する。
カムスプロケットを装着。
12ミリ3本。締め付けトルクは1.2±0.2kg/m。
固定できなければフライホイールつけてから本締めでもいいだろう。
スプロケにあるポッチマークをカバーの切り欠き部分に合わせる。
次にクランクスプロケを装着。
クランクプーリーもつけてグルグルクランクを回す。
このエンジンはバルブクラッシュしないからグルグル回しても大丈夫!
オイルポンプの合いマーク(でっぱり?)にスプロケのポッチマークを合わせる。
クランク側のベルトカバーをつけたらちょうどクランクプーリーの位置が0度になって
いるはず。
この時、1番、4番のピストンが上に来ていることをプラグ穴から確認する。
ピストンが見える。
こちらは2番、3番。真っ暗で何も見えない。
ヘッド組む前にやっとけよって話なんだけどね(^^;)
続いてベルトテンショナーを装着。
スプリングとウォーターポンプにあるポッチにひっかけてセンターボルト(12ミリ)を
固定。
スプリングはカバーにひっかける形になっていたけど、年式によってはボルト止め
の場合もある。その場合は締め付けトルク06±0.2kg/m
このポッチにはめる。
このスプリングをいっぱいに伸ばした状態でセンターボルトを固定しておく。
タイミングベルトを装着。
ベルトに書いてあるマークと各スプロケのポッチマークを合わせる。
こっちがカムスプロケ側
そしてこっちがクランクスプロケ側
位置出しができていればすんなり合うはず。
ベルトテンショナーのセンターボルトを緩めとテンションが張られる。
少しクランクを回してベルトのたわみを取る。
その状態でテンショナーをツンツンしてガタをなくしてセンターボルトを本締め。
締め付けトルクは2.5±0.3kg/m
これでベルトは装着完了!
続いてブロック側のタイミングベルトカバーを装着。
10ミリのボルト5本。締め付けトルクは0.7±0.2kg/m
ベルトカバーのガスケットを交換する。
シーリングベルトカバー 13597KA031 470円
細いヒモのようなゴムが溝にはまってあるので引っこ抜く。
そして新しいガスケットをはめる。
ボルトを全部通して仮締めの状態でガタガタ揺らして位置を出してから本締め。
そうしないとクランクプーリーが干渉する。
カバーがついたらクランクプーリーを取り付ける。
クランクボルトにはネジ山部とワッシャー部に少量のエンジンオイルを塗ってか
ら取り付ける。
クランクプーリーに刻まれているマーク(一番左が0度@1&4番シリンダーの圧縮上
死点)がカバーのマークと合っていることを確認する。
もしズレていたらもう一度ベルトをチェック!
締め付けトルクは10±1.0kg/mなんだけど、クランクが回ってしまうのでフライホイール
をつけた後で本締めする。
カム側のカバーも装着。
10ミリボルト3本。締め付けトルクは0.7±0.2kg/m
本当は4本なんだけど、もう1本はオイルレベルゲージと共締めになってる。
タイベル周り完成!
エンジン下あたりのステー(?)もつけておいた。
10ミリボルト2本。締め付けトルクは0.7±0.1kg/m