ラッシュアジャスター

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・ラッシュアジャスター装着
シム調整も終わったのでラッシュアジャスターをつけます。

ラッシュアジャスターはオイルにドブ漬けして頭にあるオイル穴に針金なんかを差し込んでグイグイ押してエアを出す、「エア抜き作業」が必要。
これを怠るとガラガラ音がすごい。
この時、オイルの粘度はできるだけ硬い方がいいと思う。
10W-50の日産エンデュランスを使った。
エアが出なくなったら装着するまでオイルの中で立てて保管しておく。(エア混入防止)

そしてラッシュアジャスターは手持ちのS15のものを使用。S15の方がオイル穴が大きくて積極的に油圧がかかる&スラッジがたまりにくいという構造になっている(らしい)左上と右上がS13、他はS15。違いが判るかな?

我が家のストックパーツたち。しっかりとオイルを塗って保管しています。

ラッシュ穴にオイルをたらして、ラッシュアジャスターを挿入。
すぅ~っと入っていく。装着後ガタがないか、高さが変ではないかをチェック。

ロッカーアームを装着。シムとの接触部分には組み付けペーストをぬりぬり。
ロッカーアームもオイル穴を細い針金(荷札の針金など)できれいにしておいた。
そしてあたり面がきれいなものを使った。これもS13とS15で微妙に違いがあるんだけど、大差ないんじゃないかと思う。

ロッカアームを8個全部セット!
この状態でロッカアームの両端の高さを計測。
理論的には大きな差はないはず・・・・チマチマ計測してほぼ差がないことを確認。ラッシュアジャスター、ロッカーアームにも問題はないようだ。
次はカムを組むぞ!

サージタンク

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・サージタンク取付
インマニ側のパーツをつけていきます。
まずはサージタンク。
車載状態だと知恵の輪的で大変な作業だけどエンジン単体だとなんてことないですな~
そしてAACバルブを取り付けます。インマニがつくと取り付けれないので今のうちに。

綺麗に清掃したAACバルブ。

ガスケットは新品を使用。
23785-50F00 S14やS15とは互換性がありません。

装着完了!今のうちにハーネス類の取り回しを考えておきます。
特にノックセンサーのハーネスは見落としがちなので気を付けましょう。


AACバルブへの水配管などをつけていきます。
インマニのガスケットは再利用しました。

ヒーターホースもしっかり取り付けます。
特にエンジン後端部分はクルマに載せた後は作業しづらいところなので、ホースバンドのネジ位置などをよく考えて取り付けます。

タービンのリターンホースが付くところはボルトでメクラ。
S14のレイアウト(アッパーホースへ戻す)にするためここは使わなくなるんです。

ホームセンターで売っていたリベットピンを使います。

こんな感じでぴったり!


インマニも合体!

・負圧取り出し用ニップルの設置

サージタンクには負圧取り出し用のニップルを新たにとりつけました。
インマニにドリルで穴あけてタップ立てるだけです。
でも、こういうのは外している時にやる方がいいんです。
削り粉が出るので燃焼室に入っちゃうと大変ですからね。
ゴムパッキンを間に挟んでエア漏れしないようにしてあります。
現状は使わないのでキャップをつけておきます。

・ヒーターホース保護

純正と違ってちょっと太いためか干渉する部分がいくつかあるのでキズ防止のためにスポンジクッションを巻いた。

耐熱性なんかは全くの不明だけど適当なこいつを。
ちくわ状になっているスポンジなので中へホースを通すだけという簡単かつ外れにくい仕様。ホームセンターで200円ぐらいと激安。
スポンジのため多少伸び縮みするのでホースにフィットしてくれるのがたすかります。

シリコンホース

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シリコンホース総交換
 
ヤフオクに面白いものが出品されていたのでゲットしてみた。
エンジンルーム内のゴム部品を全部シリコンに置き替えるというもの。
最初はラジエターのアッパーホースとロアホースだけをシリコンにしたくて探してたらこれがヒットした。セットで21000円なり。
どうせ中国製だろう、半分冷やかしで買ってみたんだけど、意外と作りはしっかりしていた。
ただ、純正ホースより太くなるところも多くて、純正のホースバンドが使えなくなるので別のホースバンドを用意しなきゃいけない。
ホースより高くつきそう・・・・。

それと説明書などは一切付属していないのでどのホースがどこのホースなのかを見比べながら選択していく必要がある。
場合によっては切ったりすることも。

とりあえず、現状で見比べてみることにしよう。

こいつはココに違いない。

この3本もこれかな・・・

たぶんこれ。

これ・・・かなぁ・・・

これはココだろう。

だいたい同じようなホースをおいてみた。イケそう?

ってことで仮組してみた。
シリコンスプレー吹いてすぐ取れるようにしてある。
(そうしないと抜けなくなるのよ・・・)
おおむね合ってるんじゃないかな。
やっぱりホースバンドが純正じゃ入らないや。買わなくちゃ・・・

今日はエンジン周辺のウォーターホースを見比べてみたけど、ウォーターホース以外にも太目のブローバイホースやインテークパイプのジョイントなんかも入っているので本当にエンジンルーム内のホースを総シリコン化できそう。

※このレポートを参考にして導入しようとしている方へ注意喚起
シリコン化すると、ゴムホースと違い、ホースバンドが緩むということがあります。定期的な増し締めが必要となりますのでメンテナンスがズボらな方(?)はゴムホースの方がよいと思います。
また、シリコンの特性ゆえ、裂けはじめるとあっという間に裂けます。
ホースバンドの端でキズをつけるだけで簡単に裂けてしまいます。
それ以外ではゴムより耐久性もありますが、純正ゴムホースの新品を使うのが一番いいんじゃないかと思います。
今回は純正ホースをそろえるより安かったので導入しました。人柱ですね。

 

ウォーターアウトレット

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・ウォーターアウトレット加工
タービンのウォーターラインをS14と同じレイアウトに変更するため、S14エンジンのウォーターアウトレットを使います。

そしてシールが貼ってある平べったいところへHKSの水温計のセンサーを取り付けるための穴をあけます。

タップをたててネジ山を作り、シールテープを巻いてセンサー取付ボスを装着します。
個人的にはロウ付けしたかったんだけど何度やってもうまくいかなかった・・・。