たくちゃん号(KV3サンバー)
・ミッション組み立てその3
5速ギアを取り付ける。
まずは5速ドライブギア。向きに注意。
ワッシャー。これも向きに注意。
中心がへこんでいるように取り付ける。
ロックナットを取り付ける。
締め付けトルクは8.0±06.kg/m
大きなトルクなのでここではまだ仮締めのまま。
なお、ロックナットは再利用不可なので必ず新品を用意すること。
ロックナット18x10.5 802618010 340円
シンクロを組み立てる。
3つあるシフティングインサートキーを入れてスプリングでおさえつつ、シンクロ
ナイザスリーブに入れて・・・
という作業をするんだけど、これが結構難しい。
試行錯誤の上、簡単なやり方を見つけたので紹介しておこう。
まず、シンクロナイザスリーブとシンクロナイザハブを組む。それぞれ向きに注
意。
シンクロナイザハブのくぼみが片方にしかないものが上にくるように、シンクロ
ナイザスリーブは面取りしている方が下に向くように。↑の写真が上面
こっちが下面
平らなところにおいてシフティングインサートキーを入れる。
向きは出っ張りがある方が外に向くように。
スプリングをひっかける。均等に引っかかるようにする。
ストッパプレートを置く。
プレートの出っ張りとシンクロナイザハブの溝が合うようにセット。
そしてそのままそぉ〜〜〜っと裏返す。
反対側もスプリングをつける。これまた均等になるように。
シンクロナイザリングをつける。
シンクロナイザリングにはちょうどキーが逃げるスペースがある。
この位置に合うようにセット。
5速ドリブンギアを組む。
※写真はシンクロナイザとシンクロナイザリングも一緒に写ってるけど一緒に
組む必要はありません
先ほど組んだシンクロナイザASSYを組む。
このとき、フォークも一緒に組む。
フォークにがっちり組み込んだ上で、シャフトに挿入していく。
そぉ〜っと置いてキーが飛び出さないように注意。
コッターを入れる。軽くコンコンと打ち込むようにすればすんなり入る。
コッターとコッターの間の隙間が均等になるように。これはエンジンと同じ。
コッターをつけたところでシクネスゲージで隙間を測定。
隙間が0〜0.02mmの範囲であればOK。
今回は隙間0mmだった。
リテーナーをかぶせる。
スナップリングで固定。
フォークのスプリングピンを打ち込む。
他のところ同様2重に打ち込む。
※写真は打ち抜いているところです(^^;)
ギアを軽く回してみて異音ひっかかり等がないことを確認。
5速ドライブギアと、ドリブンギアの間に木製のくさび(今回は割り箸)をつっこん
で回り止めをする。
その上で、ロックナットを本締め。
締め付けトルクは8.0±06.kg/m
1/2サイズ+長い工具でないと厳しい。
ロックナットをかしめる。
サイドケースを取り付けていく。
こちらのケースも液体ガスケットを塗布。
ソケット取り忘れてるな・・・w
締め付けトルクは2.5±0.2kg/m
セレクタレバーを装着。
ピン2重がけで固定。
今まで通りピンの割れてるところが180度反対になるように打ち込む。
ピンを紛失してしまった人(おれなんだがw)のために部品番号を。
大小1本ずつがセットになってる。
スプリングピン 5.2x28 804605020 130円
ケースの底あたりにつくプロテクタを装着。
プロテクタの凹んでいる側が、ミッションオイルのドレンボルトがある方にくるように。
ココでジャッキアップできると便利なんだけど、へこんじゃうようだ。
鉄板を当て板溶接しておくといいかも。
というか、今のうちにやろうかなぁ・・・・w
デフのフランジに巻いてあったテープを取り、ダストシールを装着。
向きを間違えないように・・・。
ダストシール 28018KA000 390円(2個必要)
最後にサークリップをパチンとはめる。
完成!