エンジンルーム塗装

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・エンジンルーム塗装
今日もボディ側の作業。
昨日、ストラットタワーをスポット溶接したので今日はエンジンルームの塗装作業!
ボディカラーの赤に塗ってもいいんだけど、どっちかというとトラブルの早期発見ができた方がいいなということで、定番のシルバーに塗装することに。

もちろんパーツクリーナーを使うことも考えて、2液ウレタン塗料を使います。
イサムのアクロベースのベース色のギラギラシルバー(あってたかな?)
かなりメタルが大きくてほんとにギラギラしてるシルバーです。1Lで2000円ぐらいだったかな。
調合前の色なので安価なのがGood!!
スコッチブライトとシリコンオフでそこらじゅうをゴシゴシ。
シリコンオフが乾ききる前にウエスでふき取って、ホコリなんかはエアで飛ばしておきます。

脱脂と足付けが終われば、次はマスキング。
一度マスキングテープで境目をマスキングしておいて、その上からさらに新聞紙でマスキング。
こうすると塗装直後に新聞紙だけ先に取り外して、境目のマスキングテープをはがすときはマスキングテープだけをはがせる。
なぜこうするのか?というと、塗装直後の塗装面に新聞が触れてしまうのを極力防げるから。
コーションプレートやハーネス、配管、ワイパーモーターなんかあマスキングで対応。
ブレーキマスターやクラッチマスター、ブレーキ配管は溶接前に外してあります。
最初にプライマーを塗装。これはコーキングした周辺は入念に。
一般的な2液プラサフです。(イサム ウルトラサフ)

そしていよいよシルバーを塗装!
めっちゃギラギラ・・・・(^^;)派手すぎんかこれ・・・

といっているうちにエンジンルームの塗装が終わりました。
塗料があまっていたのでラジエタアッパーサポートも塗っちゃった。シールはがさずそのまんまやっつけw

マスキングをはがすとこんな感じ。

塗装後すぐにマスキングをはがして、半日乾燥。
2液塗料なので30分もすれあ硬化するとは思うけど、せっかく塗ったんでできるだけきれいなままにしておきたいので半日放置。
そしてハーネスやブレーキマスターを元に戻した。
その時に気づいたのが・・フェンダーのクラック。

助手席側ブレーキパイプの穴部分と・・・・

運転席側のヒューズボックスの下。
塗る前にチェックすりゃよかった・・・・・運転席側のクラックはシルバー塗って見えるようになったんだけどね。
どちらもクラックの端部分にドリルで穴をあけて割れ止めをしておいた。
日が暮れてきたので明日以降対処しよう。やっぱ溶接かな~

ラジエターはここへしまってますw

溶接

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・マフラー溶接修理
サイレンサーのハンガー部分がクラックで割れたので溶接修理します。
まずは折れた箇所の確認。

綺麗に割れてますね。試しにそのまま元に戻すと・・・

少しずれてます。
グラインダーで少し削って入り込むようにします。

いい感じになりました。溶接で点付けします。
材質はステンレスなのでステンレス用溶接棒の2ミリを使用。
電流は材質が薄めなので弱めの140Aぐらいで。

仮付け完了!歪まないように少しづつ溶接していきます。

ステーの部分も多めに肉を持っておきました。

これだけでは不安なのでステンレスのペグを用意。

不要な部分をグラインダーでカットします。

少し曲げて・・・補強にします!

こんな感じかな?これを2箇所に溶接します。

フル溶接すると歪むので点付け溶接で。

余計な肉やスパッタをグラインダーで掃除すれば完成です。
補強も入れたので割ることはないでしょう!

・フロントパイプ排気漏れ修理
フロントパイプと触媒を溶接で付けているのですが・・・
経年劣化なのか排気漏れが。

わかりづらいですが・・・少し黒く煤がついてます。
そして繋いでるボルト部分も。

溶接にて蓋します。板厚もあるので2.6ミリ棒で。
電流は160Aぐらいです。


無事に蓋できました!!
後は触媒のカバーを固定するネジ部分が外れてるので溶接して取付けます。

取れてますねw
ネジ山にスパッタが飛ばないようにネジを入れて溶接します。  
飛び出た肉をグラインダーで平にすれば完成です。 
これにて修理完了!!     
ちなみにマフラーはアペックスのN1デュアルです。
デュアルマフラー・・・見なくなりましたねぇ。

スポット増し

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・スポット増し
今日はエンジン組みをお休みして、ボディ側の作業。
エンジンルームのスポット増しをしようと決意。
ストラットタワー周りだけなんだけど、溶接することに。

早速、つなぎ目のシール剤をはがしていくんだけど、マイナスドライバーの先端を少し研いだもので作業するとすこぶるラクチン。
面白いように剥がれていく。カッターとかスクレーバーだと鋭すぎて地金にひっかかっちゃってイマイチだったんだけど、こいつは本当にラク。
ソフトさきいかを作るかの如くスルスル~っと剥がれてくれる♪

ストラット側面とてっぺんのシール剤を除去
溶接する部分をワイヤーブラシでゴシゴシ・・・。
そしてスパッタを防ぐために不燃布をそこら中にかぶせて・・・

溶接工のげ~♪先生によって溶接されていくのであった。


半自動溶接機(100Vノンガス)でジジジ・・・・。ありがとう!げ~♪先生!

10分ほどで運転席側完成!なんかスパルタンだぞ!!

18時半を回っても明るい。夏だなぁ~。

溶接した後はワイヤーブラシでスパッタを落として、ジンクスプレーを吹いてシーラーを塗ったくる!
シーラーは関西ペイントの建材用。ウレタン塗料で塗装ができるやつ。ホームセンターで1本600円ぐらいのやつ。
とにかく押し付けるように塗ったくった。指で隙間を埋めるように塗りまくり。
このあともう1回上からシーラーを塗って本日の作業は終了。
明日は、エンジンルームを塗るぞ!

カムシャフト

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・カムシャフト取付

ロッカーアームとカムホルダー部に組み付けペーストを塗っていく。

1番シリンダーの上圧死点を出す。
クランクをクルクル回してピストンが一番上にくるように。
クランクプーリーの目印も参考に。

こっちはピストンが一番下にあるとき。
上の写真との違いわかるかな?

カムシャフトを載せる。
チェーンにはこの時にきちんとはめておく。
タイラップなどで固定しておくとその後の作業でズレたりすることを防げる。
カムを組む際の注意点は
・1番シリンダーが上圧死点であること。
・EX側のカムのノックピンが12時の位置にあること。
・1番シリンダーのカム山がIN,EX側とも外を向いていること。
・カム間のチェーンコマ数が次の図のようになっていること。

TOMEIのポンカムの説明書です。

実際にやるとこんな感じ。
ちょうどカムスプロケにマークがあるところにチェーンの色が違う部分がきます。
(※この位置合わせはクランク側も合いマークに合っている必要があります)

カムホルダーを取り付けていく。
真ん中から外側へいくように。3段階ぐらいに分けてトルクレンチで規定トルクで締める。
うちはヘッドみたいに一旦全部緩めて再度しめるようにしてる。
昔、カムを1本折ってしまったことがあるのでそれ以来すごく慎重にやってます(^^;)

仮にスロットルもつけて・・・

ヘッドカバーなんかもつけてみた。(これもあくまで仮だけどw)

ラッシュアジャスター

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・ラッシュアジャスター装着
シム調整も終わったのでラッシュアジャスターをつけます。

ラッシュアジャスターはオイルにドブ漬けして頭にあるオイル穴に針金なんかを差し込んでグイグイ押してエアを出す、「エア抜き作業」が必要。
これを怠るとガラガラ音がすごい。
この時、オイルの粘度はできるだけ硬い方がいいと思う。
10W-50の日産エンデュランスを使った。
エアが出なくなったら装着するまでオイルの中で立てて保管しておく。(エア混入防止)

そしてラッシュアジャスターは手持ちのS15のものを使用。S15の方がオイル穴が大きくて積極的に油圧がかかる&スラッジがたまりにくいという構造になっている(らしい)左上と右上がS13、他はS15。違いが判るかな?

我が家のストックパーツたち。しっかりとオイルを塗って保管しています。

ラッシュ穴にオイルをたらして、ラッシュアジャスターを挿入。
すぅ~っと入っていく。装着後ガタがないか、高さが変ではないかをチェック。

ロッカーアームを装着。シムとの接触部分には組み付けペーストをぬりぬり。
ロッカーアームもオイル穴を細い針金(荷札の針金など)できれいにしておいた。
そしてあたり面がきれいなものを使った。これもS13とS15で微妙に違いがあるんだけど、大差ないんじゃないかと思う。

ロッカアームを8個全部セット!
この状態でロッカアームの両端の高さを計測。
理論的には大きな差はないはず・・・・チマチマ計測してほぼ差がないことを確認。ラッシュアジャスター、ロッカーアームにも問題はないようだ。
次はカムを組むぞ!