サーモスタット

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・サーモスタット不良!?

ヒーターホースを交換して数日後、エア抜きをしっかりしようとエンジンをかけていたら、パワーFCの水温表示が98度に・・・・

をいをうぃをうぃををっぉああpぐあ!!

98度て!!
これはいかん!ってことで、エンジン停止。
ラジエターのアッパーホースを触ると、めちゃ熱い。
でも、ロアホースはほんのり暖かい。
これは水が回っていっていない!ラジエターがつまったか!?
それともサーモスタットが開いていないのか!?

原因を探るべく、バラしてみた。

ラジエターも怪しいし、どのみち水を抜くし、ヒーターホースも外す必要があるのでラジエターを外します。

サーモを見てみたけど、この状態じゃよくわからない。
見た感じ普通に見える。

カップリングファンも邪魔になるので外します。

スロットル右下あたりにサーモスタットはあるんだけど、ヒーターホースが接続されるパイプを外すとサーモとご対面。
よーく見てみると、ジグルバルブに液体ガスケットのカスが挟み込んでる・・・・。ってかシグルがふさがってるよねこれ。
もしかしたら、エアが抜けなかったから水が回らなかったのかもしれない。
水を入れ替えた時にどっかの液体ガスケットのカスが流れてきたのかもしれない。

サーモを外したところ。
エンジンブロック側にかわった様子はない。
水温が上がるのはサーモのせいだったんだろうか・・・・?

ヒーターホースがつながるパイプを固定している3本のボルトのうちの1本。
液体パッキンがついていたのでワイヤーブラシでゴシゴシしてたら異変に気付いた。

折れかかってる~~~~~(><)
あぶね~~~
折れてブロックに残らなくてよかった。

ヒーターホース&ヒーターパイプ

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・ヒーターホース&ヒーターパイプ交換
インマニ下あたりのヒーターホースから冷却水が漏れているのを発見。
暖気後、ポタポタ・・と結構な勢いで漏れてる。
やはり激安シリコンホースではダメなのか・・・・
ということで、どこから漏れているのかを特定すべく分解していきます。

インマニとサージタンクをサクサクっと外してヒーターホースとご対面。

漏れているのはこいつ。とりあえず、パイプごとはずしてみます。

漏れていたホースの接続面。特に違和感はないけど・・・・
12時方向にクーラントが染みた痕がある。ピンホール?

そして漏れていた部分のヒーターパイプ・・・。
接続部分がサビちゃてる。
もしかしたらこいつが原因?!
それともこの状態でのシリコンとの相性が悪いのかもしれない。

ということで新品を用意してますw
ただ、ココでちょっとしたミスを・・・・。
うちのクルマはタービンのウォーターラインをS14のものに交換しているので、このパイプについているウォーターライン用の取り出し口は不要。現在はメクラをして対応している状態。
この取り出し口がもともとついていないNA用のパイプを注文するんだった・・・
ヒーターホースをシリコンにしてもいいんだけど、なんとなく同じところが漏れたらイヤなのであきらめて新品の純正ホースにします。
結果的にシリコンホースが悪いのかパイプが悪いのか分からないままだけど・・・。

ホースウォーター 14080-52F01 740円(2017.4現在税別)
漏れていたホース。ザ・純正ホースってかんじ。黒光りしてるぜ。

シリコンホースとの比較。
ホースバンドは純正の場合はクリップバンドになります。

ホース 21514-02C11 1870円(2017.4現在税別)
なんとなく周辺のホースも純正化という腰くだけw
このホース、なんでもS13の部品番号だと廃番になっていて、後対応部品でこいつがきた。

こんなに長さが違うwwww
長尺でお値段変わらず。

必要な長さにカットして使うんだけど、3台分は余裕でとれます。
オトクなのかムダなのか・・・・。
同じ車に乗ってる人がいたらまとめ買いで対応しましょう。

ホースウォーター 14055-V0700 1030円(2014.4現在税別)
こいつもついでに・・・。シリコン漏れてないけど。←シリコン惜しいらしい

ヒーターパイプとウォーターホースを組んでみる。
ホースバンド類はまだつけていない。

そんでもってクルマへ取り付け。
やっぱりヒーターホースは黒い方がいいなぁ・・・・
黒いシリコンホースあればいいのに。←まだシリコンいうか

インマニを戻して(ガスケットは再利用)冷却水入れて(コーヒーフィルターでこして再利用)エンジンかけてみたけど漏れてなかった。
やっぱりパイプだったのかなぁ・・・・シリコンに戻そうかなぁ・・・。
悩む。(--;)

ブレーキパイプクリップ

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・ブレーキパイプホルダー交換
エンジンルームを塗った時にブレーキパイプを外したんだけど、その際、クリップを破壊してしまった。古いので硬化しててバキッと。
なんかグラグラしてるのもいやなので交換することにした。なんとなくブレーキ周りなので不安だし(←ビビリ)

用意したクリップは3タイプ。

①クリップチューブブレーキ 46271-15G00 110円(2017.1現在税別)3個

②クリップチューブブレーキ 46271-W1601 290円(2017.1現在税別)1個

③クリップチューブブレーキ 46271-35F00 280円(2017.1現在税別)1個


①の3爪白クリップはバルクヘッド上部に2つと・・・
ヒーターホース下あたりに1つ。

もう口が開いちゃって戻らない。パイプをあてがってもスコスコ。
ちなみに2種類の太さに対応するようになっているのではめるパイプを間違えないように・・・。

ちなみに②の2爪クリップはどこに使うのかわからなかった・・・・
部品検索ソフトではマスターシリンダー付近に使うようだが・・・取り付け穴がなかった。どこか他で使えそうなので、考えてから使おう。

③の黒クリップはパワステポンプ下付近。
こちらはエアコンパイプですな。

見てもわかるようにクリップがボロボロ。

新しいのを取り付けたらなんとしっかりすることか。パイプもピシッ!っとそろっていてなんだか見栄えがイイゾ!
白さがまぶしいぜ。

リアブレーキキャリパー

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・リアブレーキキャリパーオーバーホール
ロアアームを外した時に運転席側のキャリパーのブーツが破れているのに気づいた。
もう10年オーバーホールしていないので交換することにした。
ただ、リアのシールキットって高いんだよなぁ・・・・・。

PITWORK製は4000円超えちゃうので、MiyacoのシールキットTP-43を使うことにした。
実はこれブルーバードやサニー用なんだけど、S13系(180SX後期は除く)に使えるのだ。そしてモノタロウで2500円程度と安い。

中身を全部出して見たけど、PITWORK製との違いはないように思えるので今回はこれでいくことに。

まずはキャリパーを分解しないとハナシにならない。
ということで、分解していきます。車からはサクサクっと取り外してきました。
ご覧のようにブーツが変形して外れかかってる。
幸いフルードは漏れてはいないけど、危険が危ない。
キャリパー内に残ったブレーキフルードがたくさん出てくるので汚れてもいい場所で作業しましょう。机の上でやったらえらいことになっちゃった・・・・orz

まずは親玉であるピストンを取り外していく。なぜかこの時ブーツがきれいにはまった・・・・でも破れてるから交換。ちぇっ。
ラジオペンチで反時計周りに回していくと取れる。

途中、ブーツが外れるけど気にせず回す。そしたらゴロン・・と外れてくれる。
そして大量のブレーキフルードがどばっと・・・・orz
茶色に見えるのはサビを含んだグリスです。
ウエスで拭けば簡単に取れます。

ピストンとブーツを取り外すとこんな感じ。
ダストブーツがつく部分が錆びちゃってる。

問題のダストブーツの破れ。2ミリぐらい。
たったこれだけでも水が入れば錆びちゃうから交換!

内側はこんな感じ。少し水が入ってるのが確認できる。

サイドワイヤーブラケット部のスプリングをドライバーなどでコジって外す。

17ミリのナットを外せばブラケットが外れる。
スプリングワッシャーをなくさないように。

サイドブレーキワイヤーブラケットもサビサビ・・・
サンドブラストで飛ばしてもいいけど、手っ取り早く手持ちのストックと交換。

ピストンはこんな感じ。
大きなサビはないけど、多少アタリが出ている部分がある。
問題ない範囲なので再利用する。
ピストン内部もスナップリングを外して分解。

多少サビはあったものの問題ないレベルなので再利用。
スナップリングはシールキットに入っているので新品に交換となる。

キャリパー側もどんどんバラしていきます。
ピストンがあった奥のスナップリングを外してサイドブレーキ部も全バラ。
ココはバラすとSSTがないと組めないので注意されたし。
キャリパー内部の部品たち。錆びてますな・・・・
スチールタワシで磨けば取れるレベルなので一生懸命磨いてシリコンスプレーしときます。

内部もサビが出ている。この程度なら問題ないだろう・・・。
たぶんスチールタワシでそこそこきれいになるはず。
さらに奥にあるスナップリングを外してセンターシャフトたちも引っこ抜いて中身を空っぽにして清掃開始!

これぐらいまではきれいになった!十分!

サビていた溝もさらっと掃除したらこれぐらいまでにはなった。
グリス多めに塗ればこのままいけると思う。

こっちもきれいになりました。
さて、ここからは組み立てセクション!テンション上げていきましょう~
まずは、サイドブラケット部から組み立てていきます。

内部のベアリング部にグリスを塗って、このダストブーツにもグリスを塗って・・・

先にブーツだけつけます。

ピストンにうっすらグリスを塗ってすべりをよくしておいて、挿入!インッ!
ピストンピンがはまるくぼみをピストン側に向けておくのを忘れずに。

ピストン側からシリコングリスをぶちゅっ。
付属のラバーグリスでもいいけどシリコンにしました。

ピンをぶちゅっ。

センターロッドのOリングを新しいものに交換して、グリスをぬりぬり・・・

イン!!

ロックプレートをつけるんだけど、キャリパー側の凹溝と、ロックプレートの凸を合わせて新しいスナップリングで固定する。
この時スナップリングがナナメにはまっていないか入念にチェックする。
スナップリングをクルクル回してみるとわかりやすい。

次に、サイドブレーキワイヤーブラケットを取り付ける。
この時点で取り付けておかないとなぜか付けれなくなるので注意。


ブラケットを組んだ段階でレバーをひねるとセンターロッドが5ミリほど動くことを確認する。動かない場合、どこかしら間違っている。
この2枚の写真で、上がロッドが飛び出ているのがわかるだろうか?

バネはあとでもいいけどちゃっちゃと組んでおこう。

次はSSTがないと組み立てれない部分。
左がSST、右がキャリパーにつく部品。
SSTはこの部品を1個犠牲にして作ったもの。
短くカットして頭の部分を六角にしただけ。これがないと組めない。

部品をセット。セットする前に、キャリパー内壁にグリスを薄く塗っておくといいだろう。色々と組み付けた後だと手が入らないし。

SSTを付けて締め込んでいく。結構カツカツまで締める。

新しいスナップリングを取り付ける。
この時スナップリングがクルクル回ればOK。それが確認できたらSSTを外す。

ダストシールを装着。グリスは全面に薄く塗る程度でOK。

次はピストン側を組み立てていく。

Oリング(?)を新しいものに交換してグリスを塗って挿入。

ベアリング、プレート、プレッシャープレート、プレートの順で入れる。
一応グリスをうっすら塗っておく。サビ防止の意味合いが強いかな。

スナップリングで固定。ココもリングがするする回ることを確認しておく。

いよいよ、キャリパーとピストンをくっつけるわけなんだけど、ダストブーツの取り付けはちょっとコツがいる。

ピストンにダストブーツを付ける。
でも全部はつけない。
キャリパー側につく部分がピストンより上になるようにしてかぶせる。
そしてうまい具合にキャリパー側の溝にダストブーツのツバをはめていく。
もちろん、ピストン側面と、キャリパーの溝、ダストブーツにはグリスを塗っておくのを忘れずに。
時計周りにピストンを回していくと段々と入っていく。
じわ~っとゆっくりと。

ピストンの溝にはまる直前になったら、ピストンにグリスを塗る。

完成!

ピストンをはめていく時、ダストブーツがすぐねじれそうになるけど、ゆっくりやればねじれにくい。もしねじれたら反時計周りに回してねじれを解消しよう。
写真はパッとみた感じ大丈夫そうに見えるけど、ねじれてます。時計でいうと12~3時方向がねじれてます。1つ前の写真のように全体が均等に見えるようでないとダメ。

ブリーダープラグのキャップも新品に。

キャリパーブラケットのスライドピンのブーツも新品に交換。
古いグリスはできるだけ取り除いてきれいにしておこう。

ブーツには向きがある。
この四角いマークがある方が・・・

こっちにつくように。

先にスライドピンにブーツを付けてからブラケットに取り付けるようにしよう。
ブーツの内側にグリスを塗って、スライドピンと合体。

ブーツを組んだ後に、スライドピンの側面へグリスを塗るのを忘れずに。
先端は塗らなくていい。
塗るとピストンピンが全部入らなくなっちゃう。

そーっと差し込んでブーツを装着する

完成!左右が同じぐらいの出量になっていてブーツが均等に伸びていればOK。
片方だけブーツがつぶれている場合はスライドピン先端にグリスがついていて反発していると思われる。ここをしっかりしておかないと、サイドの効きがにぶくなったりパッドがナナメに削れたりするのでしっかり確認。
これでリアキャリパーのオーバーホールは完了!

車に取り付ける際、ブレーキホースの銅パッキンを新品に交換しておいた。
写真撮り忘れてるから文章だけでごめんなさい。

リアロアアーム

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・リアロアアームボールジョイントブーツ交換
前回の車検前の点検でボールジョイントブーツが崩壊寸前だったためシューグーを塗って対処して車検を通したんだけど、さすがにもう無理なようでグリスがブチュッと出てた。
ってことで素直にブーツ交換します。
ということで早速、車からロアアームを外すことにした。
外さなくてもブーツ交換はできるだろうけど、作業性悪いしアームもきれいにしたかったので取り外す方向で。

ナックルとロアアームの分離にあたって、10年以上外していないのでなかなか外れなくて難儀した・・・。ハンマーで叩けば外れると思っていたのに思いのほか固くて、タイロッドエンドプーラーを使うことに。
ってか、プーラーをかけるスペースがほとんどない!

リアショックのブラケット外して、ドライブシャフトをくるくる回して、ロアアームをジャッキアップして水平近くまで持ち上げてやっとかけることができた。薄いタイプのプーラーが欲しい・・・。
で、プーラーだと簡単にバコッっと外れました。ハンマーでガンガンやってた時間を返せ…orz
スタビロッドを外してメンバー側のボルトを外せばアームを取り出せるようになる。
ナックルを固定しているナットのサイズは22ミリ。コッターピンもある。
外れた!!!それにしても汚い!!きれいにしたいぞ!

運転席側のブーツ。プーラー打ち込んだのもあるけど無残な形に・・・。

助手席側にいたってはもう・・・・

ブーツを取り外したら台座と完全に分離しちゃった(^^;)
幸いボールジョイントにサビもガタもなく良好な状態。
ちなみに純正部品ではブーツの単品設定はなし。
かといってアームごと変えるのはねぇ・・・。
メンバー側のブッシュ(ニスモ製に打ち替えてる)はまだまだ元気だし、ボールジョイントも問題ないのでもったいない気がする。
ってことで、汎用ブーツで対応することにした。
今回、用意したのは、微妙にサイズが違う以下の3つ。
大野ゴムDC-1612、DC-1632、ミヤコTBC-026。
実寸で計測したところ、S13のリアはシルビアだったら大野ゴムDC-1612、ミヤコTBC-026が適合すると思われる。

台座部は約29mm

ロッド部が約15.5~18.5mm
この大きさで、高さ25mm程度、カシメタイプのブーツであれば他のものでもいいと思う。

左からDC-1612、DC-1632、純正
DC-1632が上穴のサイズがちょうどよかったんだけど、下穴がギリギリ広くてダメだった。む~。


今回は耐久性の違いを比べるために運転席側は大野ゴムDC-1612、助手席側はミヤコTBC-026を使ってみた。
見た目はあまり変わらないけど、ミヤコの方が見た目がシンプルで、ゴムが硬くてちょっとだけ分厚いような気がする。タイロッドエンドブーツなんかでも大野ゴムよりミヤコの方が持つ気がするので分厚い方が有利なのか?!
ブーツを打ちかえる前に・・・きれいにする!!
パーツクリーナーとシンナーで表面の汚れを徹底的に落としたら・・・キズだらけで鉄板の地が出ちゃってた。
シャシーブラック塗る・・・・のもなぁ・・ってことで、ボディカラーでペイント。

トヨタ202ブラック(もちろん2液塗料)で塗装♪
塗り終わったらブーツを装着!

パーツクリーナーで古いグリスを取り除いて・・・

新しいグリスをブチュッとな。

根元が隠れるぐらいグリスを塗って・・・

ブーツ側にもうっすら塗っておきます。
そうした方が圧入時に入れやすいので。

今回使ったグリス。
普通、ボールジョイント部のグリスはウレアグリスを使うんだけど手持ちのウレアベースのグラファイトグリスを使ってみた。極圧部でも使えるグリスなので大丈夫・・・かな。

ブーツをかぶせて手で押し込んでみる・・・・も、入る気がしない。

別角度から。こんぐらい隙間空いてます。
そして上側がすでにパツパツ。もう少し広ければ下に押しやすいのに。

打ち込んでいくわけなんだけど、塩ビパイプだとちょっときつい。
32ミリのコマだとボールジョイントが当たって打ち込めない。
31ミリぐらいの内径のパイプが欲しい・・・。
悩んだ結果・・・・ビニールテープの芯を代用することに。

奇跡的にギリギリ届く!
ネジ山をつぶしてはいけないのでナットを付けて保護してハンマーで叩いて圧入。
きれいに入りました♪
テープ芯は紙でできてるからブーツがちぎれることもなくいい感じに打ち込めた。
塩ビパイプだと打ち込みすぎるとちぎれちゃったりすることがあるので、こいつはいいかも!

きれいになりました♪

クルマに装着!しっかりと1G締めしておきました。これで車検も大丈夫!

取り外す時に微妙に変形しちゃったナットは新品に交換。
タイロッドエンドナット 08911-6441A 162円
モノタロウで購入。タイロッドエンドと同じなんだな・・・。