たくちゃん号(KV3サンバー)
・キャブレターの続き

ジェットの緩みがないかチェック。
ちゃんとサイズのあったマイナスドライバーでグッと増し締めしておく。
変形させないように注意。
うちのはなぜか半回転ほど緩んでいた。

フロートの下にセットされているニードルバルブを組む。
ニードルバルブはこのように3つの部品で構成されている。
先端のとんがっている部分に段つきがないかチェックする。
爪でなぞってひっかかるようならアウト。新品に交換する。
今回は段付はなかったので再利用することにした。
交換する場合は受け側ごと交換することになる。

組んだニードルバルブを挿入。

組むとこんな感じ。くるくる回るので向きなどは特に注意する必要はなさそうだ。

その上にフロートを装着。
ピンを通すだけ。

取り外したフロートはなぜかステー部分がめちゃくちゃさびていたので新品に。
そのままでも大丈夫だとは思うんだけど気分的に。

16060-KA040 フロートセット 940円
フロートをセットしたら油面調整をする。
油面調整は2つある。

まず一つ目。フロートを持ち上げてストッパーが当たった時の高さを調整する。

調整はストッパーを曲げて行う。フロートの角の高さが24.6〜25.5ミリにセットする。
今回は問題なかった。

2つ目。フロートをそぉ〜っとおろした状態での高さを確認。

う〜ん低すぎる。


ブロック接合面からフロートの上面が14ミリになるようにステーのニードルバルブに当たっ
ている部分を曲げて調整する。

フロートがほぼ水平になればOK。
不調でなかった場合、フロートの調整は不要なことが多い。
調整する前に必ず高さを計測しておこう。
でないとドツボにハマるよぉ〜

フロート調整が終わったらフロートチャンバーを組む。

ガスケットキットに含まれるゴムパッキンを装着。

16158-KA200 ガスケットセットキャブレータ 610円
伸びてないからピタッとはまる。
一応かみこみ防止策としてシリコングリスを指で塗っておいた。

今回はクレのシリコングリースメイトを使用した。
ほんのちょっとでいいのでこんなにはいらない。

ココにもシリコングリスをしっかりと塗っておく。
フロートチャンバーの向きは上向きのままで作業する。
ひっくり返してはいけない。
フロートチャンバーのチェックボールとウエイトが落ちないように注意しながら装着!
ゴムパッキンがズレてないことを確認して、キャブをひっくり返してからネジを締める。
固定ネジがナメかけていたので新品に交換。

といっても純正ネジなんぞ高くて買ってられないので汎用品で。
M5の15ミリ ピッチ0.8 スプリングワッシャー付 8本で100円♪

フロートチャンバー側は完成!
カテゴリー: たくちゃん
キャブレター
たくちゃん号(KV3サンバー)
・キャブレター
引き続き燃料経路の点検をする。

このメクラボルトを取り外す。

ボルトを外すと奥にジェットらしきものが見える。
スロージェットだ。
ヘドロのようなガソリンカスがたまっているのでキャブクリーナーをつけた綿棒などでき
れいにする。
毛ぼこリが入らないように注意。
一度メクラボルトを取り付けて経路の導通をチェック。
ブレーキクリーナーでシューとすると分かりやすい。

ココにブレクリをかけると

スロットル付近に吹き出る。
分かりやすくするためにベンチュリーバタフライを取り外しています。
カバー側もチェック。

ココに吹くと

ココへつながる

ココと

ココが

ココへつながっている。
つながっていない場合、詰まっているのでキャブクリーナーと細い針金などでヨゴレを
除去しておく。
細い針金は荷札用の針金とか、ビニールタイの中に使われている針金が最適。
キャブレター
たくちゃん号(KV3サンバー)
・キャブレター修理
部品が届いたので早速交換していく。

16151-KA000 ピストンセットキャブレータ 2090円
まずはガソリンがもれていたフロートチャンバーの加速ポンプのピストンを交換。
ご丁寧にネジまでついてくる。
ちなみにジャバラブーツだけの設定もある。

フロートチャンバーはキャブクリーナーでキレイにしておいた。

ブーツを組んでおく。ねじれ防止のため、摺動部にシリコングリスをを塗っておく。
上側はシャフトの溝にはまる。ここにもグリスをうっすらと。

新旧比較。右が新品。
ジャバラブーツは当然のこと、シール部分の張り具合も違う。

バネを入れる。上下の指定はない。

元あったように組んでいく。

シャフトの穴がこの向きになるようにしておく。
ブーツがねじれないように。
チェックボールとインジェクターウエイト(棒)を取り付ける。

取り付ける場所はこの穴。

まずはチェックボール。入れるだけ。

続けてウエイト(棒)を入れる。向きの指定はない。

加速ポンプの動作テストをする。

ガソリンの代わりにブレーキクリーナーを少しためる。
しばらくしゅ〜っと吹いていけばたまってくる。
ガソリンの代用としてブレクリにしてるだけなんだけど、水は絶対に使っちゃいけない
少量だけどウォーターハンマーになっちゃうからエンジンにダメージを与えてしまう。
再度分解して完全に乾燥させるのなら水でも大丈夫だけど。

吸入口がだいたいつかればOK
上の方にある穴は加速ポンプ内のガソリンが満タンになった時に余分なガソリンが戻
ってくる時の穴(排出口)
ここもブレクリをシュ〜っと吹いてつながっているかをチェック。

てピストンを押し込むと先ほどウエイトを取り付けた穴からピュッ!と出てくる。
上の写真では「噴出口」となっているところ。
結構勢いよく出るので目に入らないように注意。
新しいピストンはシールが効いてるから抵抗感がしっかりある!
前のみたいにスカスカじゃない!そしてブーツのしっかり具合がぜんぜん違うぜ。
これでフロートチャンバーの準備はOK。
ミッション
たくちゃん号(KV3サンバー)
・ミッション取り外し
エンジンとミッションの継ぎ目あたりから微妙にオイルがにじんでいる。
だーだー垂れるほどではなくオイル汚れっぽい感じ。
そのまま乗れなくもないんだけど、気になる。
おそらく定番のクランク後端あたりから漏れているんだと思う。
クランクシールか、はたまたベアリングキャップシール(棒状のやつ)か。
一度見てみないとなんともいえないのでミッションをおろすことにした。
※写真は使いまわしが多いです。あらかじめご了承ください。
まずはマフラーの取り外しから。


エキマニの遮熱板から外していって5分ほどで取り外せる。


排気温度センサーのカプラーを取り外すのを忘れずに。
配線がつっぱってるとカプラー抜けないんだよね(´・ω・`)
ジャッキアップしてウマに乗せる。今回はメンバーにウマをかけた。

ミッションにつながっている各種ケーブルを外す。
スピードメーターケーブルと、シフト関係が上下に2本。

リアショックを外す。フリーにすればいいだけなんだけど、邪魔くさいので撤去。
右側のショックはオイリーになっていた。次回車検までには交換だな・・・・。
車高が左右で違う原因ってこいつなんじゃないだろうか・・・・。
んで、ドライブシャフトを抜く。
バールで根元をこじるテンションをかけつつドラシャ本体をプラハンでガシガシ。

抜けた!(この写真はミッションもないけどw)

垂れ下がったままでは邪魔なのでロアアームにひもで結び付けておいた。
続いてスペアタイヤを外す。

スペアタイヤで隠れていたエア抜きバルブを開いて冷却水を放出。
ラジエターキャップを開くと一気に水が出る。
ラジエター側はエア抜きが面倒くさくなるので抜かないw
スターターを外す。ハーネス2本を外して、本体は14ミリボルト1&ナット1個で固定
されている。
ボルト側はミッション結合のために使われている。
ミッションとエンジンの結合部の10ミリ、14ミリのボルトを外す。
ミッションにジャッキをかけておく。

ミッションマウントのボルトを取り外す。
エンジンマウントのボルトを取り外す。

ついでにマウントブラケット自体を除去。(スペースが確保できる)

はい!産まれました!
KV、KS型のサンバーはミッションオイル漏れない!
どんなにゴロゴロしても漏れない〜♪

オイルシールがしっかりしてるから漏れない〜♪

エンジンルームはこんなかんじ。エンジンが残ってるのがわかるかな?
ちなみにミッションは下へ抜いた。
ジャッキもウマも一般に売られている1.5t用。十分DIYできる範囲だ。

ミッション側はきれいなもんです。
クラッチグリースが少し溶けて流れたあとがあったので拭き取っておいた。
続いてクラッチを取り外す。

供回りするのでソケットをフライホイールのギア部分にひっかけて供回りを防ぎつつ
外す。(※写真は締める時向けのソケットの置き方です。)
ディスクが落ちてくるので注意しながら外していく。

ディスクもカバーも全然減っていない。カバーにいたっては初期溝が残ってる。

フライホイールは裏面に放射状にオイルが飛び散った跡が・・・・。
クランクシールから漏れているのだろうか?

ドライブプレートを外すとエンジン側にはオイルが付着してた。
といってもほんの少し。
もっとドバッと出てくるのかと思ってたんだけど意外と少量。

汚れ方を見るとどうも棒状のシール部から漏れている様子。
そこから漏れたオイルがクランクについて円状に飛散したと考えられる。
ってことでここをごっそりやり直すことにした。

まずはオイルを抜く。
オイルパンにどれぐらいオイルが残るのか興味があったので上抜きで抜いた。
車は一週間以上放置していたのでオイルは落ちきっているだろう。
そしてオイルシールを撤去。

オイルシールの撤去にはこの道具を使う。
マイナスドライバーの先端を曲げたもの。これをぐいっと突っ込んでひねるとパコッと
外れてくれる。

特に問題はなさそうなんだが・・・・
外すと再利用はできなくなる。勿体ないなぁ・・・・。
新しいシール組む時は液体ガスケットを薄く塗っておこうか。

エンジン側もしっかりクリーニングしておく。
といってもオイルを拭いた程度なんだけどね。
棒状シールを交換するためにはオイルパンを取り外す必要がある。

続いてダイアゴナルメンバーをはずす。
これがあるとオイルパンが外しづらい!
オイルパンを固定している14本のボルト(10ミリ)を取り外す。
液体ガスケットで張り付いているボルトを外しても落ちてこない。
オイルパンカッターを打ち込んで分離させる。

カッターは打ち込んだら横方向へ叩いていく。
1/3ぐらいカットしたら隙間ができてくるのでぐいっと引っ張るとペリペリとはがれる。

オイルパンを外すと多少オイルが落ちてくるので注意。
といっても数滴垂れた程度だった。

オイルパンに残ったオイルはたったこれだけ。
確実に上抜きの方がたくさん抜ける。
ドレンボルト(磁石付)には鉄粉等の付着はほとんどない。
エンジン自体には問題なさそうだ。

でも、オイルストレーナーにはわた埃がたくさん・・・・おそらく軍手の毛玉だろう。
ストレーナーの1/3ぐらいにビッシリついてた。あぶないあぶない。
エンジン組む時には軍手を使っていたからな。
今度から気をつけよう。
ブロックについた液体ガスケットを除去する。地味に大変。
定規でゴリゴリ・・・・・ゴリゴリ・・・・車の下にもぐってやってるからやりにくいったらありゃ
しない。
削りカスが顔に落ちてくるし・・・・。

ネジ穴の中に残ったガスケットもきれいに除去しておいた。
チマチマとがんばりましたよ。

そしてクランクキャップを外す。
12ミリのボルト2本を抜くんだけど、それだけでは外れてくれない。
なので、真ん中のサービスホールにメガネを通したボルトを取り付けてプラハンでメガ
ネを叩くと簡単に外せる。本当はスライディングハンマーをつけるらしいんだが。
外れたらブロック側の接合面をきれいにする。
オイルパンは家に持ち帰った。家でじっくりと清掃するのだ。

これが問題の棒状シール。液体ガスケットと併用するようになっている。

キャップの棒状シールを取り外してみた。オイルが抜けた跡がある(´・ω・`)ココか。
残ったシール剤をきれいに除去しておいた。
前回はもっと手抜きだったかも・・・・・orz

シールは当然オイルまみれ。
よくよく考えてみるとブロックとの接合面でシールが入っていないところって液体ガスケ
ットを塗らないと漏れちゃうんじゃなかろうか・・・。
整備書にはシール剤を塗れ!とは書いていなかったけど今度は塗ってみようかな。
とりあえず、こっちも部品待ち!
ハブリング
たくちゃん号(PS13K’s)
・ハブリング装着
100キロ前後でハンドルがブレる。
ホイールバランスをとってもブレる。
もうこれはハブ部のズレしかないってことでハブリングを装着。
日ごろ使っているホイールはWORK VS-SS。

ハブリングは73-66を選択。
以前、買っていたものを引っ張り出してきた。熟成期間2年は超えてるw

ハブのサビを取ってスコンと装着。
プラハンでコンコン叩いていれた。
入れたのはフロント2輪だけ。
試走してみたけど、ブレは激減した。(まったくゼロにはなっていない)
・トー計測
フロントのトータルトーをメジャーで計ってみた。
トーアウト2ミリだった。
そりゃわだちに足とられるわな(^^;)
ハンドルのブレも関係してそうだ。
後日アライメントを取ろう。