ステムシール

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・バルブステムシール交換

漏れてはいなかったけど、メタロン漬けにしちゃったのでステムシールを新品に交換します。
SR20DETはインテークとエキゾーストでステムシールの種類が違います。(バルブの太さが違うため)

純正部品でもよかったんだけど、今回はNAPRECのガスケットキットを使いました。

エンジンオーバーホールの際に使うガスケットがほぼ網羅されていて純正部品よりかなり安上がりになります。

ヘッドガスケットは含まれていないのがメタルガスケット派にはうれしい構成です。
ちなみにNAPRECでは強化タイミングチェーンも取り扱っているんですが、なんと純正部品より安いんです。時折チェーンが伸びることがあるんだけど、交換の際はNAPRECのものを使う方がいいかもしれませんね。

ってことで装着していきます。センター出しも兼ねてバルブはさしたまま。裏側はスポンジで押さえてあります。

オイルを塗って、ステムシールを軽くかぶせて・・・
ロングソケットで打ち込みます。

10mmと12mmを使いました。
軽く打つだけでスコッと入っていきます。
16個全部つけて終了~
これでステムシールがバルブを保持してくれるので抜け落ちることはなくなりました。

シリンダーヘッド掃除

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シリンダーヘッドの掃除

このまま組んでもいいんだけど、バラしたのできれいにします。

軽く磨いてみたけど時間かかるし細かいところはバルブを外さないときれいにできない。

ということでバルブを外します。バルブスプリングコンプレッサーでサクサクっと。
メタロンMにどぶ漬けしてカーボンや油脂類を落とします。
メタロンMはよく落ちるので重宝してます。(メタルクリーンと同成分です)


一応バルブのすり合わせもしておきます。
そんなに荒れていないだろうからタコ棒で軽く。
仕上げ用のバルブコンパウンドから始めます。
モナミのバルブコンパウンドの細い方です。

こんぐらいで。

綺麗になりました。

メタロンMに漬けた際に剥がれてしまった養生テープを再び貼って保護しておきます。

シリンダーヘッド歪み計測

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シリンダーヘッド歪み計測

注文していたSKの0.01mmのシクネスゲージが届いたので早速ヘッドを再計測。
前回0.03mmのゲージはどこも入らなかったんだけど、0.01mmだとどうか!?

結果からいうと、7mmの間で、仮に0.65mmとしても、十分基準値内に入っていると思うのでブロックの研磨もせず、各部位をきれいにしてから組みなおします。
歪んでなくてよかった。

キズがつかないよう養生テープで保護しておきます。
バルブのすり合わせはやっとくかな~

シリンダーブロック歪み計測

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シリンダーブロック歪み計測

早速ブロックの歪みを計測します。
軽くオイルストーンで掃除して6方向で計測したところ・・・

中心部分で0.06~0.07mmの歪みがあることが判明。
一応歪み限度は0.10mmなので範囲内に入っています。
そういうことでガスケットは抜けていなかったのだと思われます。
水温が上がる原因はエンジンではなかったのかもしれない。

ブロック降ろし

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・エンジンブロック降ろし
エンジンブロックを降ろしました。

早朝から作業すべくボンネットを外してフロントをジャッキアップしておきます。

最初ミッションとまとめて降ろそうとおもったんだけど、シリンダーヘッドがないのでバランスが悪いかと思って車載状態で切り離してブロックだけ降ろしました。
クレーンでラクラクです。

ブロックは台車に載せて作業場に運びます。
耐荷重60kgの台車だったせいか、途中でへの字に折れてしまいました・・・・。
運べるのは運べたんだけど新しい台車買わなきゃ。

残ったミッションは下から。
ミッションはそのまま使うので倉庫に保管しておきます。

再びカラッポになったエンジンルーム。フロントパイプが地面につかないようヒモで縛り付けてあります。エンジンなくなったせいでフロントの車高があがってるのでカッコ悪いなぁ(笑)