たくちゃん号(PS13シルビアK’s)
・スロットルバルブ取付

めっちゃ磨き上げたスロットルバルブ(追記:磨きすぎてモリブデンコートまで剥がれています・・)

ガスケットは新品に。16175-53J00
クルマいじりを楽しもう!
たくちゃん号(PS13シルビアK’s)
・スロットルバルブ取付

めっちゃ磨き上げたスロットルバルブ(追記:磨きすぎてモリブデンコートまで剥がれています・・)

ガスケットは新品に。16175-53J00
たくちゃん号(PS13シルビアK’s)
・エンジンオーバーホールの続き
今日はフロントカバーを組み立てていく。
実はフロントカバーをバラバラにしたところのレポートを作っていないんだけど、組み方わかればバラし方もわかるかなと思って・・・逃げますw
そして掃除はできちゃってるものとして進めますw ←さらに逃げ

まずはオイルポンプのバルブセット。新品です。 15132-79E00 1160円(2016.8現在税別)
スプリング2種類、シム2枚、ピストン(?)1個、ロックナット、銅パッキンのセット。

もともとエンジンについていたのが0.49が2枚、そして手持ちの予備も0.49・・・・新品0.5の計2種類。
S13のSR20DETはもともとは入っているシムは1枚。0.5程度が1枚ペロンと入ってるだけ。
前回オーバーホールした際に1枚増やして1.0程度としていたんだけど・・・・今回さらにもう1枚増やします。
とはいえ闇雲に分厚くすりゃいいってもんではないので1.5程度に抑えたい。というか、1.5ピッタリにしたい!
今あるシムだと1.49が一番近い。あと0.01・・・なんか負けた気がするってことで、他のシムがないか・・・と思って、在庫の180SX後期エンジンとS14のSR20DETのものを取り外して・・・。

マイクロゲージでシムの厚みを計測!

0.51が3枚!おぉ、これを1枚使えば1.5になる!!
0.5、0.49、0.51の3枚を使うことにしました。

このシムを組む時に、注意しなきゃいけないのが、ロックナット側にシムがひっついちゃってることがあるということ。
この写真ではシムが入っています。オイルでひっついちゃってるので本当によく見ないとわからないかも。
シムが入ってない・・・・って時は入念にマグネットなんかでツンツンしてみることをオススメします。

ピストン、スプリング2本、シム3枚、銅パッキン、ロックナットという順番で組み込む。
これでオイルポンプのバルブ部はOK。

今度はポンプギアを組んでいく。特にキズなんかはなかったので掃除しただけ。
組み付けペーストを薄く塗ってはめ込んでいく。

先ほどバルブを組み込んだカバーと当たる部分にもペーストをぬりぬり。

カバーを固定しているボルトにはネジロック剤を塗る。

これぐらい塗ればOK!

ボルトを取り付けてインパクトドライバーで少し強めに固定しておく。

念のためカシメて緩まないように。
最後に、フロントからオイルシールを装着する。

使ったオイルシールはこれ。 13510-53J00 570円(2016.8現在税別)

径の合う塩ビ管をあてがってプラハンで叩いて圧入。
ナナメにならないように少しずつ入れていく。

こんな感じで径がピッタリ。

外周がツラになればOK!中のグリスには手を触れないように・・・・

完成!
クランクシールはフロントカバーを組んだ後に装着してもいいかもしれない。
とりあえずフロントカバーはこれで終わり!
オイル通しは組み付ける直前にやります。
たくちゃん号(PS13シルビアK’s)
・エンジンオーバーホールの続き
チマチマと空いた時間に作業しています。なかなか進まないんだけどね・・・。
ピストンやコンロッドなどの内部パーツは灯油やメタロンMなどでに洗浄済。
この洗浄が時間かかるんですわ・・・・。組むのが1なら洗浄9みたいな。
作業も地味で心が折れそうになる・・・。レポートで書くとテキパキやってるように見えるけど、実際はダラダラ・・・とやってます。
今日はブロックを組んでいきます。
エンジンブロックを組む前におもむろにウォーターインレットパイプから取り付けてみた。
ココはサーモスタットが入っているところ。
サーモは新品。でも純正は高いので社外品(笑)。76.5度開弁タイプ。特にローテンプではないやつをセレクト。
サーモをセット。エアプラグが真上に来るように取り付ける。
これを間違えるといつまでもエアが抜けなくなっちゃう。
パイプ側に液体ガスケットスリーボンド1215を塗って・・・・
えいっ!どっきんぐ!
次はウォーターポンプ!
もちろんウォーターポンプは再利用。
サビてるけど気にしない。
こっちも液体ガスケットスリーボンド1215を塗ってドッキング!
ついた!
次はオイルフィルターブラケット。
15066-5E510というOリングが2個必要。
ココにはまる。凸側をブラケット側へ。
指定はないんだけど、漏れ対策として液体ガスケットを回りにうっすら塗る。
ついた!プレッシャースイッチもつけておいた。
次はクランクシャフト。
曲がり修正およびラッピング済のS15クランク。
元のS13クランクがダメになっていたわけではなくて、たまたま、ラッピング済のものをストックで持っていたので使ってやろうと思って。
ということで、このクランクとブロックにあったメインメタルを用意。
クランクに書かれている刻印とブロックに書かれている刻印をメモして対応表に照らし合わせる。
ブロックの刻印はココ。12122。
クランクはココ。11211がそれ。1111はコンロッドベアリングのグレード。
クランクメタルは7種類用意されていて、
12207-60J00 STD0 12207-60J01 STD1 12207-60J02 STD2
12207-60J03 STD3 12207-60J04 STD4 12207-60J05 STD5
12207-60J06 STD6
となっている。クランクは一箱で2枚入っている。全部で5個必要。
今回はSTD1が2個、STD3が3個となった。
ブラックメタルやニスモメタルなんかもあるけど、おれは純正でいいです。←ヘタレ
箱ごとおいてみた。前側から1・3・1・3・3。
グレードはペイントの色でも識別できる。
STD0黒 STD1茶 STD2緑 STD3黄
STD4青 STD5桃 STD6なし
写真のメタルは茶色なのでSTD1となる。
メタルの新旧比較。
真ん中が古いメタル。
古いのもオイルのコゲたような痕はあるけど、地金が出ているところもなく、比較的状態はいいほうだと思う。
メタルにはオイル溝があるやつとないやつとがある。
オイル溝があるほうがブロック側へつく。ブロックのオイル穴とメタルのオイル穴の位置が合うように置く。
ブロックとメタルの背面はしっかり脱脂しておく。
写真はエンジンフロント側から。オイル穴はインマニ側にある。
拡大するとこんなかんじ。
クリアランスを計測するのでオイルや組み付けペーストなどは塗らずにクランクを置く。
置く前にエアブローをしっかりして異物をかみこまないよう入念にチェック。
当然だけど、絶対に回してはいけない。
5年ぶりに登場のプラスチゲージ。
サンバーのエンジンをオーバーホールした時以来の登場。
短く切って前後方向にセットする。5か所全部にセット。
クランクキャップにもメタルをセット。ブロック側同様背面は脱脂して、ペースト類は塗らない。
キャップをゆっくりと置く。
クランクビームを取り付けて真ん中から数回に分けて締め込む。角度締めもある
当たり前だけど、トルクレンチを使って組んでいく。角度締めの時はスピンナーハンドル。
以下、S13整備要領書より抜粋。
①3.0±0.3kg-mで締め付ける
②ボルト頭・ビームに合いマークを付ける(白ペイトなど)
③75度+5度-0度で締め付ける
④0kg-mまで完全に緩める
⑤3.6±0.3kg-mで締め付ける。
⑥ボルト頭・ビームに合いマークを付ける(白ペイトなど)
⑦45度+5度-0度で締め付ける

こんな感じにボルトの頭にマーキングして・・・

アングルゲージをセット。ブロックにひっかるようにしておく。

ちょうど引っかかってトルクが発生する手前を0°にセットしておく。

グググ・・・と締めていく。絶対に戻さないように一定方向だけに力をかける。
この時は75度+5度-0度の時なので、75~80度以内まで締めた。

結構気合入れて頑張らないといけない。誰かエンジン支えてて・・・。

10本のボルトの向きがだいたい同じになっていればOK。

締めたボルトを緩めてキャップを取り外すとプラスチゲージがこんな感じにつぶれている。

プラスチゲージのパッケージにプリントされている定規をあてがってクリアランスを測定。
この写真はほぼ0.038より、気持ち狭いじ幅かな~。
基準値は0.004~0.022で、許容限界が0.050。
5カ所全部測定して、おおよそ0.038より広く0.051より狭いという結果だった。
少し広めではあるけども、0.050まではいってないだろうし、年間走行距離が2000キロいかないし、使用目的を考えると、オイルクリアランス広めにした方がいいんじゃないかなと思ってこのままいくことにした。広めの方が軽く回るしw

一度クランクを取り出して、パーツクリーナーでプラスチゲージを除去して、今度はメタルに組み付けペーストを塗って組み付ける。

スラストベアリングも新品に。純正社外ってやつですな。Amazonで500円でした。

スラストベアリングもグリスを塗ってぺたっと装着!

クランクを置いてさらにペーストを塗る。

クランクキャップ側のメタルにもペーストを塗る。薄くていいのでしっかりと。

ベアリングキャップをセット!
先ほどの仮組みと同様にベアリングキャップボルトを締めていく。

角度締めするときはこんな感じでつっかえ棒をセットして回します。
クランク組めた!ちょっとだけくるくる回してみた~うん。いい感じ!
次回はピストンを組んでいきます~
たくちゃん号(PS13シルビアK’s)
・マフラー修理

マフラーハンガーを固定しているステー部分が割れてしまっていた。
写真右側が折れてるのわかるかなぁ・・・?

マフラーを取り外したら、ステーごと取れちゃった・・・
左側も時間の問題か・・・!?

あてがってみるとピッタリ。うん。これは溶接で直る!
同じ割れ方をしないように補強もしよう。
ということで、溶接番長げ~♪ちゃんに溶接を依頼。←自分でやれよw
ガッツリ補強されて戻ってくるでしょう♪
たくちゃん号(PS13シルビアK’s)
・シリコンホース総交換

ヤフオクに面白いものが出品されていたのでゲットしてみた。
エンジンルーム内のゴム部品を全部シリコンに置き替えるというもの。
最初はラジエターのアッパーホースとロアホースだけをシリコンにしたくて探してたらこれがヒットした。セットで21000円なり。
どうせ中国製だろう、半分冷やかしで買ってみたんだけど、意外と作りはしっかりしていた。
ただ、純正ホースより太くなるところも多くて、純正のホースバンドが使えなくなるので別のホースバンドを用意しなきゃいけない。
ホースより高くつきそう・・・・。
それと説明書などは一切付属していないのでどのホースがどこのホースなのかを見比べながら選択していく必要がある。
場合によっては切ったりすることも。
とりあえず、現状で見比べてみることにしよう。


こいつはココに違いない。

この3本もこれかな・・・

たぶんこれ。

これ・・・かなぁ・・・

これはココだろう。

だいたい同じようなホースをおいてみた。イケそう?

ってことで仮組してみた。
シリコンスプレー吹いてすぐ取れるようにしてある。
(そうしないと抜けなくなるのよ・・・)
おおむね合ってるんじゃないかな。
やっぱりホースバンドが純正じゃ入らないや。買わなくちゃ・・・
今日はエンジン周辺のウォーターホースを見比べてみたけど、ウォーターホース以外にも太目のブローバイホースやインテークパイプのジョイントなんかも入っているので本当にエンジンルーム内のホースを総シリコン化できそう。
※このレポートを参考にして導入しようとしている方へ注意喚起
シリコン化すると、ゴムホースと違い、ホースバンドが緩むということがあります。定期的な増し締めが必要となりますのでメンテナンスがズボらな方(?)はゴムホースの方がよいと思います。
また、シリコンの特性ゆえ、裂けはじめるとあっという間に裂けます。
ホースバンドの端でキズをつけるだけで簡単に裂けてしまいます。
それ以外ではゴムより耐久性もありますが、純正ゴムホースの新品を使うのが一番いいんじゃないかと思います。
今回は純正ホースをそろえるより安かったので導入しました。人柱ですね。