シム調整

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たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・シム調整
ロッカーアームのシム調整をします。
ラッシュアジャスター式なのでシム調整は不要と思われがちですが、最低限の調整は必要になります。
-0.025mm≦A-T≦0.025mm (A・・シムガイド、T・・シム)
整備書にはこの範囲が指定されています。
ここをおろそかにするとロッカーアームが飛びやすくなる気がします。

まずはマイクロメーターで手持ちのシムの厚みを計測して分類します。
1個300円ぐらいするので買うと何気に高くつきます。廃エンジンから取っておくのが吉です。


ミツトヨのダイヤルゲージとラッシュアジャスターを改造したSSTで計測します。

SSTは不要になったラッシュアジャスターを分解してこれを利用してやります。

フランジ付きナットにボルトを差し込んでセンターを出しつつ万力で圧入。
この時ラッシュアジャスターを少しバーナーであぶっておくと割れにくくなります。(実は1個割っちゃった・・・)

圧入後、周りをハンダ付けしてできあがり。
こいつにダイヤルゲージをつけてラッシュアジャスターの穴に差し込んで計測します。

こいつをんな感じにシムガイド中心の高さを計測して・・・0.75mmと出ました。
ひとまずこれが基準値。

シャフトをくるんと回してシム側の中心を計測。
この写真では0.75mmとなっているのでほぼゼロ。完璧!
つまるところ、両方を計測して数値の差ができるだけゼロになるようにシムの厚みを変えていくという作業になります。
ちょっとしたガタがあると0.025mmなんてすぐ変わってしまうので一定の力で引っ張っておく、何度も計測するということを心がけてできるだけ差がないように。時折ゲージの取り付けネジが緩んでいたりすることもあるので入念に。
これが地味に大変な作業で・・・・。
運よく手持ちのシムだけで事足りました。
足りない場合は分厚いシムをオイルストーンなんかで地道に削って薄くしていくしかないんで助かりました。

我が家の宝物。この中から条件の合うものを選んでいきました。

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