たくちゃん号(PS13シルビアK’s)
今日はミッションとエンジンをドッキングすべく頑張ります。
・パイロットブッシュ装着
ブッシュ 32202-B950A 230円(2016.8現在税別)
本来はクランクに打ち込まれているパイロットブッシュを装着。
シリコンスプレーを吹いて、センター出しツールを使って打ち込んでいく。
真鍮製なので簡単に崩壊してしまうので慎重に。
汎用のセンター出しツールを使うと打ち込みすぎて破壊してしまうので注意。うちが使っているセンター出しツールはミッションのメインシャフトを切り出したものなので
必要分しか入っていかないので大丈夫♪
装着できました!
・リアクランクオイルシール装着
リアのクランクシールを装着。
エンジンスタンドに載ってると狭くて作業できなかったんで今までつけれなかったんです。
オイルシール クランクシャフト 12279-1N510 1510円(2016.8現在税別)
シリコンスプレーを少し吹いて・・・
塩ビパイプをドラフト代わりにあてがってプラハンでコンコンと叩いて均等に打ち込んでいきます。
外周がカバーとツラになればOK。打ち込みすぎないように注意。
・フライホイール装着
フライホイールをつけていきます。
位置を出すために最初にボルトを全部差し込んでいきます。指で回してネジ山がかめばOK。
このボルトは12角なので12角のソケットを使って締めていきます。
ボルトを1本ずつ取り外して、ネジロック剤を少し塗って再び取り付けます。
もちろんボルトはしっかり脱脂&掃除した上で。できれば新品ボルトがいいんだけど・・・ねw
ボルトを締めようとすると供回りしてしまうので、ミッション固定ボルトと適当なソケットをフライホイールのギアにひっかけて供回りしないようにしておきます。
実は、この時にプレートを入れ忘れているのに気づいてもう一度やり直したのはナイショ(><)
こいつを忘れてましたよ。ミッションプレート。
せっかくボルトを全部締めたのに・・・
ってことで、フライホイール装着完了っす。
・クラッチ装着
フラホがついたら次はクラッチ。
面を脱脂して、廃ミッションから切り出したメインシャフトをセンター出しツールとしてセットし・・・
クラッチディスクをセット。
今回組むのはニスモセラメタAです。
カッパーミックスではないメタルクラッチです。よくある3枚羽タイプではなくて円形タイプ。
3枚羽は反ってしまうとクラッチ切れが悪くなったりするけど円形は3枚羽ほど簡単には反りません。
今はカッパーミックスが出ているけど、カッパーミックスには3枚羽ないでしょ?
ディスクは表裏があって、ニスモの文字が見えるように組みます。
センター出しツールはミッションのメインシャフトを切り出したものなので、スプラインまでバッチリ♪
そのままカバーを装着!
カバー装着後、センター出しツールがスコスコと出し入れできるかどうかを確認しておく。
ココがシブいとあとでミッションを入れるのが大変になる。
供回りのソケットを外してクラッチ装着完了。ミッションを刺すまでセンター出しツールは刺したままにしておきます。
カバーのベアリング接触部が削れてるのが気になる・・・交換しといた方がよかったかなぁ・・・。
ま、滑るまで使いますよ(==)ノ モッタイナイ
・クラッチレリーズベアリング交換
ミッションを下したときは必ず交換するのがこのレリーズベアリング。
純正より安い、純正同等品のKOYOのベアリングを使用。RCT4075-1S モノタロウで1030円♪
レリーズスリーブとベアリング。
写真はないけど、念のため取り外したベアリングと比較したんだけど、まったく同じものだった。日産純正もKOYO製なのね。
ベアリングにスリーブを打ち込む。ゴムハンマーでコンコン叩いていけば少しずつ入っていく。
下に木の板をおいてキッチンペーパーをおいて傷がつかないようにしてコンコン・・・
根本までキッチリ入ればOK!
クラッチカバー接触面にもキズを付けずに打ち込めた♪
・レリーズフォーク装着
ミッションにレリーズフォークを組みます。
クラッチグリースはいつものこれ。(下側)いつになったら使い切れるのか。一生これ使ってる気がする。
上側はモリブデングリス。
レリーズフォークと構成部品。レリーズスリーブはまだベアリング未装着の状態。
2種類のピン(?)がある。V字のがレリーズフォーク、もう一つのΩ型のがレリーズスリーブに装着する。
先ほど組み付けたレリーズベアリング&スリーブにピンをつけてクラッチグリースを少々ぬりぬり。
このピンとスリーブの間にフォークが挟まるようになる。
ミッションのピボットにもクラッチグリスをぬりぬり・・・。
レリーズフォークにグリスを塗るのはこの3点。
レリーズフォークを組み付ける。先ほどのΩ型のピンにフォークを差し込むようにセット。
この時、ミッションのメインシャフトのスプライン部と、ベアリングの内側にもクラッチグリスを塗るんだけど、何度かスライドさせてはみ出た余分なグリスは取り除いておく。クラッチ滑ったら困るからね。
スプライン部は歯ブラシを使って塗り付けるといい。
ピボット側はこうなっていればいい。ピボットのくびれ部にピンがひっかかっていればOK。
・ミッション装着
いよいよドッキングの時がやってきました!
センター出しツールを取り外して、ミッションとドッキング!
スコっと1発で入ってくれます♪
うまくいかないときはクランクを少し回したり、ミッションのメインシャフトを回したりして位置をズラせば大丈夫。
センター出しがきっちり出来ていればすんなり入ります。
途中から入らない場合はセンターがズレていたり、ミッション挿入の角度が悪いことがほとんど。
・セルモーター取り付け
ミッションもドッキングできたのでセルモーターを装着!
・タービンアウトレット装着
タービンアウトレットも装着。ミッションにギリギリ当たっちゃってるけど気にせずグイグイ締め込んでいったらなんとかなった。
ベルハウジング削らなきゃいけないかとおもっちゃったよ(^^;)
これでエンジンをクルマに載せる準備ができたぞ~!