ラジエーター

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・ラジエーターの続き

先日アッパータンクを取り外したラジエーター。
白い粉の正体は、銅サビ(いわゆる緑青)で、それにクーラントが乾いたものが混ざっている感じなんじゃないかと思います。
とりえあずきれいにして組んでいこうと思います。

水洗いを何度も繰り返してココまできれいにしました。
最後に軽く真鍮ブラシでゴシゴシしてみたら銀びかりし始めた。
どうやらこれはハンダのようだ。

きれいになった!と喜んでたらこんなものが目に入った。
よく見てみるとところどころに虫食い穴のようなものがある。

ココにも・・・
さすがに水が漏れているとは思わないけどなんとなく精神的によろしくないので修正を試みる。

たぶんハンダだと思うのでバーナーであぶってみる。

バーナーであぶりつつ、ドライバーなどでツンツン刺激するといい感じになってくれた。

気になるところを全部修正した。
チューブとチューブの間が山になってつながっているところもたくさんあったのでなだらかになるようにしておいた。
山になってるところは不規則だったので特に意味はなく単なる製造ムラだと思うし。
山になってない方が水の流れも多少良くなるんじゃないかと思って。
そんなに違いはないかもしれないけど気分ってことでw
それにしても純正のアルミラジエターとかの溶接に比べたらめちゃくちゃ汚いね・・・。(^^;)

この後はざっと水洗いしてアッパータンクを閉じよう。

エアコンコンプレッサー

ともろん号(L902Sムーヴカスタム)

・エアコンコンプレッサー交換
アイドリング時のゴロゴロ音の犯人は、チェーンテンショナーでもなく、ウォーターポンプでもなく、オルタネーターでもなく、エアコンコンプレッサーでした。
ということで手持ちの予備(いつぞやの部品取り車についてたやつ)に交換することに。
コンプレッサーを外すので当然エアコンガスも入れなおさなきゃいけない。
意外にもエアコン周りの作業って経験がないので結構ドキドキしながらやりました。

まず、邪魔になるフロントバンパーをさくっと外して、コンプレッサーとご対面。
(すでにベルトを外している状態です。)
ショートしたらイヤなのでバッテリーのマイナス端子も外しておいた。

コンプレッサーにつながっている配線を切り離す。ココで切り離せる。

次に高圧・低圧配管のジョイントを緩める。残留ガスとオイルが出てくるのでほんの少しだけ緩めて時間をかけて抜こう。
ガスが抜けたら配管をコンプレッサーから取り外してヒモなどで邪魔にならないところにくくっておく。

コンプレッサーを固定しているボルトを緩めてベルトを外す。

この際、根元側のボルトを緩めておかないとコンプレッサーが動かせないので注意。

それと、このボルトはエンジンマウントが邪魔して外せれないので・・・緩めるだけ緩めたら・・・

こっちのボルトを外してブラケットごと取り外した。


こっちんが絶対作業早い。

コンプレッサーがなくなったエンジンルーム。





コンプレッサーの新旧比較。
型番が微妙に違うけど、まぁ、大丈夫でしょう。

高圧・低圧配管のOリングを交換する。
配管はアルミでできているのでキズをつけないように竹串で取り外した。

パーツクリーナーでしっかりきれいにしておく。異物が入らないように細心の注意を。

新しいOリングを装着。
この際、シリコンオイルをOリングに塗っておくとカジり防止になっていい。


今回使ったOリングはこちら。ヤフオクで1000円程度で売られていたもの。
使ったリングは2個だけど、セットで買っちゃった。

新しいコンプレッサーを台座に仮組して組んでいきます。
高圧・低圧配管も仮組して、ベルトも張る。

使ったベルトはダイハツ純正ベルト。高級品だ!
Vベルト 90048-32095
この状態で一度エンジンをかけてベルトをなじませておく。
たわみ量のチェックも忘れずに。
ちなみにガス圧がないのでAC入れてもコンプレッサーは起動しない。

ここからはガス充填作業へ。

用意したガスはアストロプロダクツで売っていたR134a(200g)を2缶と、エアコンオイル(30g)1缶。
それとガスチャージャーを用意。実はコレ、プレゼントしてもった!!!
ヤフオクで1万円程度で入手できるものだけど十分に使えます。

真空ポンプです。鼻水も吸い取ってくれないかなぁ。

コンプレッサーオイルを入れてレベルを出しておきます。
ココに吸い取られた空気が泡となって出てくる。

青を低圧、赤を高圧に接続し、真ん中の黄色は真空ポンプを接続。

低圧はエンジン後方のココ

高圧は助手席前のココ。
低圧、高圧ともにバルブを開いて、真空ポンプをオン。
30分ほどポンプを動作させる。この間はエンジンはかけない。
退屈なのでバンパーを元に戻したりして時間をつぶす。
ゲージはポンプを動かした途端負圧に振り切るけど、中の水分も抜きたいので30分~1時間はかけたいところ。湿気の多い日や寒い日は長めにした方がいいだろう。
30分後、低・高圧バルブを全部閉めてから真空ポンプの電源をオフ。
漏れがないかチェックするためそのまま30分放置。
漏れがあれば負圧がなくなる。
負圧に変化はないので漏れはないと判断。

ここからはガスを入れる作業。
低圧、高圧のバルブはまだ閉じておく。
真空ポンプにつながっていた黄色ホースに缶切バルブを接続してガス缶をとりつける。
コックを締め込んでいくとガス缶の封を開封するので、コックを戻してガスをゲージへ。
黄色ホースの根元にバージバルブがあるので、ドライバーなどでプッシュして、ガスを一瞬だす。こうすることでホース内の空気を押し出せる。
空気があると凍ったりして不都合なことが起こるのでできるだけ入念に抜いておく方がいい。
この時、エンジンは停止。
高圧バルブを開く。
開くと、ガスが吸い込まれていく。

この時、逆さにして高圧側から入れていく。1缶目は高圧側から入れても大丈夫。
2缶目やエンジンがかかっている時は高圧側のバルブを開くと車両側から圧が逆流してきて缶が破裂するので注意しよう。

冷媒が真ん中の覗き穴に満たされているのがわかる。
缶はだんだんと冷たくなっていくので振ったり回したりしつつ、手で温めながら入れる。

低圧4.4キロ、高圧4.2キロといった状態。エンジンかけてないから低圧側が高い。
ちなみにガスがどれだけ入ったかは、重量でも判断できる。キッチンスケールの上に缶を置いて重さを計ればだんだんと軽くなっていくのがわかる。200g缶だったけどだいたい180gぐらい減った。最後の20gは圧力がないから吸い込まないかな・・・。温めたら入りそうな気もするけど、火気は怖いので、もったいない気もするけどあきらめよう。

ガス缶2本目・・・の前にオイル缶を接続してオイルを入れる。
今度は高圧を閉じて、低圧を開く。そしてエンジンをかけてエアコンを作動させてコンプレッサーを回す。エンジンがかかっている時は必ず低圧側から入れる。決して高圧側から入れてはいけない。缶が破裂して危険だ。
それにしても30gなんて一瞬だね・・・。(^^;)

そしてガス缶2本目
1缶目の写真のようにコンプレッサーを回さずにいれると低圧が4キロ以上あるけど、コンプレッサーを回すとすぅ~~っと圧が下がる。そして次第に高圧側があがっていく。

最終的にこれぐらいになった。低圧2.3キロ、高圧9キロ。
高圧が低いように思うけど、だいたい外気温の半分になっていれば適圧らしい。
この日は外気温18度だったからちょうどいい感じ。
車両側のサイドグラスを見ても時折あわが流れる程度なので十分なんじゃないかと思う。
冷たい風もしっかり出てるしね。
これにてエアコンコンプレッサー交換完了っ!

初めてやったけど、結構簡単だったな~

バッテリー

ともろん号(L902Sムーヴカスタム)

・バッテリー交換


サンバーに引き続きムーヴもボッシュのハイテックプレミアムに交換。
60B19L。ヤフオクで約4000円。
セルがめちゃくちゃ元気になった!
これでナビつけてテレビつけても大丈夫かな~

リアロアアーム

たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

・リアロアアームボールジョイントブーツ交換
前回の車検前の点検でボールジョイントブーツが崩壊寸前だったためシューグーを塗って対処して車検を通したんだけど、さすがにもう無理なようでグリスがブチュッと出てた。
ってことで素直にブーツ交換します。
ということで早速、車からロアアームを外すことにした。
外さなくてもブーツ交換はできるだろうけど、作業性悪いしアームもきれいにしたかったので取り外す方向で。

ナックルとロアアームの分離にあたって、10年以上外していないのでなかなか外れなくて難儀した・・・。ハンマーで叩けば外れると思っていたのに思いのほか固くて、タイロッドエンドプーラーを使うことに。
ってか、プーラーをかけるスペースがほとんどない!

リアショックのブラケット外して、ドライブシャフトをくるくる回して、ロアアームをジャッキアップして水平近くまで持ち上げてやっとかけることができた。薄いタイプのプーラーが欲しい・・・。
で、プーラーだと簡単にバコッっと外れました。ハンマーでガンガンやってた時間を返せ…orz
スタビロッドを外してメンバー側のボルトを外せばアームを取り出せるようになる。
ナックルを固定しているナットのサイズは22ミリ。コッターピンもある。
外れた!!!それにしても汚い!!きれいにしたいぞ!

運転席側のブーツ。プーラー打ち込んだのもあるけど無残な形に・・・。

助手席側にいたってはもう・・・・

ブーツを取り外したら台座と完全に分離しちゃった(^^;)
幸いボールジョイントにサビもガタもなく良好な状態。
ちなみに純正部品ではブーツの単品設定はなし。
かといってアームごと変えるのはねぇ・・・。
メンバー側のブッシュ(ニスモ製に打ち替えてる)はまだまだ元気だし、ボールジョイントも問題ないのでもったいない気がする。
ってことで、汎用ブーツで対応することにした。
今回、用意したのは、微妙にサイズが違う以下の3つ。
大野ゴムDC-1612、DC-1632、ミヤコTBC-026。
実寸で計測したところ、S13のリアはシルビアだったら大野ゴムDC-1612、ミヤコTBC-026が適合すると思われる。

台座部は約29mm

ロッド部が約15.5~18.5mm
この大きさで、高さ25mm程度、カシメタイプのブーツであれば他のものでもいいと思う。

左からDC-1612、DC-1632、純正
DC-1632が上穴のサイズがちょうどよかったんだけど、下穴がギリギリ広くてダメだった。む~。


今回は耐久性の違いを比べるために運転席側は大野ゴムDC-1612、助手席側はミヤコTBC-026を使ってみた。
見た目はあまり変わらないけど、ミヤコの方が見た目がシンプルで、ゴムが硬くてちょっとだけ分厚いような気がする。タイロッドエンドブーツなんかでも大野ゴムよりミヤコの方が持つ気がするので分厚い方が有利なのか?!
ブーツを打ちかえる前に・・・きれいにする!!
パーツクリーナーとシンナーで表面の汚れを徹底的に落としたら・・・キズだらけで鉄板の地が出ちゃってた。
シャシーブラック塗る・・・・のもなぁ・・ってことで、ボディカラーでペイント。

トヨタ202ブラック(もちろん2液塗料)で塗装♪
塗り終わったらブーツを装着!

パーツクリーナーで古いグリスを取り除いて・・・

新しいグリスをブチュッとな。

根元が隠れるぐらいグリスを塗って・・・

ブーツ側にもうっすら塗っておきます。
そうした方が圧入時に入れやすいので。

今回使ったグリス。
普通、ボールジョイント部のグリスはウレアグリスを使うんだけど手持ちのウレアベースのグラファイトグリスを使ってみた。極圧部でも使えるグリスなので大丈夫・・・かな。

ブーツをかぶせて手で押し込んでみる・・・・も、入る気がしない。

別角度から。こんぐらい隙間空いてます。
そして上側がすでにパツパツ。もう少し広ければ下に押しやすいのに。

打ち込んでいくわけなんだけど、塩ビパイプだとちょっときつい。
32ミリのコマだとボールジョイントが当たって打ち込めない。
31ミリぐらいの内径のパイプが欲しい・・・。
悩んだ結果・・・・ビニールテープの芯を代用することに。

奇跡的にギリギリ届く!
ネジ山をつぶしてはいけないのでナットを付けて保護してハンマーで叩いて圧入。
きれいに入りました♪
テープ芯は紙でできてるからブーツがちぎれることもなくいい感じに打ち込めた。
塩ビパイプだと打ち込みすぎるとちぎれちゃったりすることがあるので、こいつはいいかも!

きれいになりました♪

クルマに装着!しっかりと1G締めしておきました。これで車検も大丈夫!

取り外す時に微妙に変形しちゃったナットは新品に交換。
タイロッドエンドナット 08911-6441A 162円
モノタロウで購入。タイロッドエンドと同じなんだな・・・。