たくちゃん号(KV3サンバー)
・デスビ交換
運よく新品のデスビが1万円という破格値でヤフオクに出ていたのでソッコー落札!
今日届いたので交換してみた。
ちなみに新品を普通に買うと7万円。たけーよ・・・。
デスビの中にイグナイタという部品がある。
どうもこれが経年劣化でパンクするらしい。
サンバーでの事例は見つからなかったけど、ホンダ車に事例が多かった。
イグナイタ自体が携帯の電池のように膨らんでくるんだそうだ。
出力がだんだん弱くなり、最後には断線してしまうといったもの。
ちなみにイグナイタだけで3万円ぐらい。あんな小さいのにえらい高い。
セットで交換すべきピックアップコイルが3000円ぐらいなので2つで33000円。
ひょえーーーー。ですわ。
こないだ買ったローターは無駄になるけど33000円出すよりはマシ!ってことで落札。
早速交換!
デスビの位置をマーキングしておく。あとでタイミングライトで調整はするけどある程度
の目星はつけておいたほうがいい。
まずはプラグコードを外す。根元をしっかりともって引き抜くだけ。
線の部分を引っ張ってはいけない。断線の原因になる。
バキュームホースとエアホース、カプラーを外す。
ここのカプラーはツメを上に持ち上げることで外れるタイプ。
下に押し込んでも外れないから注意。
このホースはボンネットフード外して上から引っ張ったほうがラク。
デスビ本体は10ミリのボルト2本で固定されているだけ。
その2本を外して引っ張れば外れる。
多少オイルが落ちるのでウエス等を用意しておくといいだろう。
新旧比較。
特に目視ではキャップのホース位置が違うぐらい?
KS4用ということで購入したんだけど、バンとトラックとではキャップが違うのかな?
それとも年式的なもの?
とりあえず買ったやつを使うことにする。
中身はまったく一緒だった。
サンバーは前期・中期・後期と分かれていて、前期はポイント式なのでこのタイプの
ローターとは違う。
中期と後期はフルトラ化されていてイグナイタが内臓タイプになっている。
うちのサンバーはH9年式なので後期。
一応中を見てみたらちゃんとイグナイタがついてた。フルトラだ。
もしかして中期用かも。
結果的にはまったく問題なかった。
デスビのOリングにシリコングリスを塗る。かじり防止のために。
ここをかじってしまうとオイルがデスビに入ってくるようになってしまう。
そうなるとまたややこしいトラブルになるのでしっかり塗っておく。
カムとの結合部ははまるようにしかはまらないようになっている。
なのでよーく見てはめれば大丈夫。
微妙に偏芯しているので向きを間違えることもない。
元あったデスビのマーク位置ぐらいにあわせて仮固定。
プラグコードやホース、配線を元に戻す。
プラグコードはデスビキャップに番号が書いてあるのでわかりやすい。
ちなみにタイミングベルト側が1番で、デスビ側が4番。
キャップのホースはプラグコードにクランプつけて固定。
エンジン始動!
吹けあがりも問題なし。
しばらく暖気をして異音等でていないか確認。
ファンが1度回るまで近所を走ってくる。
そしてエンジンを停止。
1番のプラグコードにタイミングライトのカプラーをかませる。
向きはこう。矢印の先にプラグがくるようにする。
エンジンをかけ、クランクプーリーにタイミングライトを照射!
10度ぐらいかな・・・。そりゃ調子いいわww
一番下の線が0度、その上が6度、その上が10度、15度となる。
基準である6度にあわせる。
デスビの固定ボルトを緩めてまわすと変わる。
スロットルを手で開くと進角するかどうかも忘れずにチェックする。
進角していけばOK。
そしてそのままアイドリング調整。
パイロットジェットは3回転戻し。回転数はたぶん・・900ぐらいかなぁ。
エンジン音がスムースに聞こえるところにしておいた。
そして一度エンジンを冷やすため4〜5時間放置する。
チョークの調整をする。
エンジンを始動してチョークの効き具合を調整。
このキャブは締めこむとチョークの効きが強くなった。
(前期キャブは緩めると効きが強くなる模様)
夏場なんであんまり回転数を上げないようにしておいた。
そしてまた近所を走ってファンが回るまで水温をあげてタイミングライトで点火時期
を点検。
6度のままであればOK!
交換完了!
しかし問題の再始動性は変わらず・・・。
イグナイタの抵抗を測ってみても新品とそう大差ない感じ。
やっぱキャブかなぁ・・・。オートチョークのワックスがダメになってる?