ミッション

Pocket

たくちゃん号(KV3サンバー)
 ・ミッション取り外し
  エンジンとミッションの継ぎ目あたりから微妙にオイルがにじんでいる。
  だーだー垂れるほどではなくオイル汚れっぽい感じ。
  そのまま乗れなくもないんだけど、気になる。
  おそらく定番のクランク後端あたりから漏れているんだと思う。
  クランクシールか、はたまたベアリングキャップシール(棒状のやつ)か。
  一度見てみないとなんともいえないのでミッションをおろすことにした。
  ※写真は使いまわしが多いです。あらかじめご了承ください。
  まずはマフラーの取り外しから。
  11-08-13_14-30-00_004.jpg
  11-08-02_15-39-013.jpg
  エキマニの遮熱板から外していって5分ほどで取り外せる。
  11-08-13_14-30-00_005.jpg
  11-08-14_17-08-00_002.jpg
  排気温度センサーのカプラーを取り外すのを忘れずに。 
  配線がつっぱってるとカプラー抜けないんだよね(´・ω・`)
  ジャッキアップしてウマに乗せる。今回はメンバーにウマをかけた。
  12-02-20_17-26-22.jpg
  ミッションにつながっている各種ケーブルを外す。
  スピードメーターケーブルと、シフト関係が上下に2本。
  07-06-03_12-00-00.jpg
  リアショックを外す。フリーにすればいいだけなんだけど、邪魔くさいので撤去。
  右側のショックはオイリーになっていた。次回車検までには交換だな・・・・。
  車高が左右で違う原因ってこいつなんじゃないだろうか・・・・。  
  んで、ドライブシャフトを抜く。
  バールで根元をこじるテンションをかけつつドラシャ本体をプラハンでガシガシ。
  12-03-06_17-36-54.jpg
  抜けた!(この写真はミッションもないけどw)
  12-03-07_16-50-22.jpg
  垂れ下がったままでは邪魔なのでロアアームにひもで結び付けておいた。
  続いてスペアタイヤを外す。
  07-06-04_15-49-00.jpg
  スペアタイヤで隠れていたエア抜きバルブを開いて冷却水を放出。
  ラジエターキャップを開くと一気に水が出る。
  ラジエター側はエア抜きが面倒くさくなるので抜かないw
  スターターを外す。ハーネス2本を外して、本体は14ミリボルト1&ナット1個で固定
  されている。
  ボルト側はミッション結合のために使われている。
  ミッションとエンジンの結合部の10ミリ、14ミリのボルトを外す。
  ミッションにジャッキをかけておく。
  11-08-02_15-37-00_002.jpg
  ミッションマウントのボルトを取り外す。
  11-07-24_16-15-01_002.jpg  
  エンジンマウントのボルトを取り外す。
  11-07-24_16-06-00_002.jpg
  ついでにマウントブラケット自体を除去。(スペースが確保できる)
  12-03-02_15-34-25.jpg
  はい!産まれました!
  KV、KS型のサンバーはミッションオイル漏れない!
  どんなにゴロゴロしても漏れない〜♪
  11-07-18_15-59-00.jpg
  オイルシールがしっかりしてるから漏れない〜♪
  12-03-06_17-36-45.jpg
  エンジンルームはこんなかんじ。エンジンが残ってるのがわかるかな?
  ちなみにミッションは下へ抜いた。
  ジャッキもウマも一般に売られている1.5t用。十分DIYできる範囲だ。
  12-03-02_15-26-08.jpg
  ミッション側はきれいなもんです。
  クラッチグリースが少し溶けて流れたあとがあったので拭き取っておいた。
  続いてクラッチを取り外す。
  12-03-12_14-59-31.jpg
  供回りするのでソケットをフライホイールのギア部分にひっかけて供回りを防ぎつつ
  外す。(※写真は締める時向けのソケットの置き方です。)
  ディスクが落ちてくるので注意しながら外していく。
  12-03-12_13-06-56.jpg
  ディスクもカバーも全然減っていない。カバーにいたっては初期溝が残ってる。
  12-03-02_15-17-00.jpg
  フライホイールは裏面に放射状にオイルが飛び散った跡が・・・・。
  クランクシールから漏れているのだろうか?
  12-03-02_15-16-53.jpg
  ドライブプレートを外すとエンジン側にはオイルが付着してた。
  といってもほんの少し。
  もっとドバッと出てくるのかと思ってたんだけど意外と少量。
  12-03-02_15-17-51.jpg
  汚れ方を見るとどうも棒状のシール部から漏れている様子。
  そこから漏れたオイルがクランクについて円状に飛散したと考えられる。
  ってことでここをごっそりやり直すことにした。
  09-01-05_08-57-00_002.jpg
  まずはオイルを抜く。
  オイルパンにどれぐらいオイルが残るのか興味があったので上抜きで抜いた。
  車は一週間以上放置していたのでオイルは落ちきっているだろう。
  そしてオイルシールを撤去。
  12-03-07_16-51-48.jpg
  オイルシールの撤去にはこの道具を使う。
  マイナスドライバーの先端を曲げたもの。これをぐいっと突っ込んでひねるとパコッと
  外れてくれる。
  12-03-07_16-54-49.jpg
  特に問題はなさそうなんだが・・・・
  外すと再利用はできなくなる。勿体ないなぁ・・・・。
  新しいシール組む時は液体ガスケットを薄く塗っておこうか。
  12-03-07_16-55-20.jpg
  エンジン側もしっかりクリーニングしておく。
  といってもオイルを拭いた程度なんだけどね。
  棒状シールを交換するためにはオイルパンを取り外す必要がある。
  12-03-06_17-32-33.jpg
  続いてダイアゴナルメンバーをはずす。
  これがあるとオイルパンが外しづらい!
  オイルパンを固定している14本のボルト(10ミリ)を取り外す。
  液体ガスケットで張り付いているボルトを外しても落ちてこない。
  オイルパンカッターを打ち込んで分離させる。
  12-03-07_17-10-56.jpg
  カッターは打ち込んだら横方向へ叩いていく。
  1/3ぐらいカットしたら隙間ができてくるのでぐいっと引っ張るとペリペリとはがれる。
  12-03-07_17-12-44.jpg
  オイルパンを外すと多少オイルが落ちてくるので注意。
  といっても数滴垂れた程度だった。
  12-03-07_17-12-55.jpg
  オイルパンに残ったオイルはたったこれだけ。
  確実に上抜きの方がたくさん抜ける。
  ドレンボルト(磁石付)には鉄粉等の付着はほとんどない。
  エンジン自体には問題なさそうだ。
  12-03-07_17-18-05.jpg
  でも、オイルストレーナーにはわた埃がたくさん・・・・おそらく軍手の毛玉だろう。
  ストレーナーの1/3ぐらいにビッシリついてた。あぶないあぶない。
  エンジン組む時には軍手を使っていたからな。
  今度から気をつけよう。
  ブロックについた液体ガスケットを除去する。地味に大変。
  定規でゴリゴリ・・・・・ゴリゴリ・・・・車の下にもぐってやってるからやりにくいったらありゃ
  しない。
  削りカスが顔に落ちてくるし・・・・。
  12-03-07_17-56-35.jpg
  ネジ穴の中に残ったガスケットもきれいに除去しておいた。
  チマチマとがんばりましたよ。
  12-03-07_17-56-54.jpg
  そしてクランクキャップを外す。
  12ミリのボルト2本を抜くんだけど、それだけでは外れてくれない。
  なので、真ん中のサービスホールにメガネを通したボルトを取り付けてプラハンでメガ
  ネを叩くと簡単に外せる。本当はスライディングハンマーをつけるらしいんだが。
  外れたらブロック側の接合面をきれいにする。
  オイルパンは家に持ち帰った。家でじっくりと清掃するのだ。
  12-03-07_18-57-38.jpg
  これが問題の棒状シール。液体ガスケットと併用するようになっている。
  12-03-07_18-58-21.jpg
  キャップの棒状シールを取り外してみた。オイルが抜けた跡がある(´・ω・`)ココか。
  残ったシール剤をきれいに除去しておいた。
  前回はもっと手抜きだったかも・・・・・orz
  12-03-07_18-58-30.jpg
  シールは当然オイルまみれ。
  よくよく考えてみるとブロックとの接合面でシールが入っていないところって液体ガスケ
  ットを塗らないと漏れちゃうんじゃなかろうか・・・。
  整備書にはシール剤を塗れ!とは書いていなかったけど今度は塗ってみようかな。
  とりあえず、こっちも部品待ち!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です