エンジンオーバーホール その2

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たくちゃん号(PS13シルビアK’s)

エンジンを下して2ヶ月が経過しようとしていますが、何もやっていなかったわけではありません。
色々やっていたんだけど、まとめてアップしようと思うと大変なので小分けにすることにしました。

まずは下したエンジンを分解して個々の状態のチェックから。
エンジンスタンドにセットして、補器類を外し・・・・てるところで、インマニについてるブローバイホースがボロボロになっているのを発見。
負圧がなくなるのはこいつが原因か!? 今になってはチェックできない・・・・。ちきしょう。
やはり10年という年月はゴム類を劣化させるんだなぁ・・・。
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ヒーターホースもひび割れが多く、交換時期という感じ。
エンジン周りのゴムパーツは全部交換します!

んで、インマニやタービンなんぞをはずしつつ・・・・
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ヘッドとブロックを分離。
ガスケットが抜けた形跡はないし、バルブが溶けているような感じもない。
純正ガスケットだったけど水温管理ちゃんとしてたら抜けないもんだね。
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燃焼室はピストンやヘッド側にカーボンはついているけど特に異常は見当たらない。
バルブはカーボンだらけでいかにも当たりが悪そう。
ヘッド側はとりあえずこの状態で保管。
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ブロック側を先に分解していく。上下をひっくり返して作業。オイルや冷却水がドバドバでてくるので結構大変w
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オイルパンは・・・結構ボコボコ。オイルパンガードついてるし、ぶつけた記憶はないんだけどなぁ・・・。
ストレーナーを黒ヘッド用に変えているので多少つぶれても問題はないから
適当に板金して再利用する。大容量タイプにしてもいいかもしれない。
オイルパンをオイルパンカッターを使って外していく。液体パッキンががっつりついているので結構大変。
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はい。はずれました。中のバッフルプレートも外す。
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オイルパンのでっかいほうを外す。これがまたボルトの本数多いわ、場所によって長さが違うわでメモを取りながら外さないと絶対間違える。
ここも液体パッキンがびっしり。ただ、バールを差し込んでこじれるところがあるので一発で外せれる。こっちはラクチン。16-04-17_10-08-08.JPG
はい。外れました。
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次にストレーナーとバッフルプレートを外す。ストレーナーはプレートと共締めのところがあるので注意。
これでやっとクランクキャップビームとご対面。
クランクキャップビームを固定しているボルト10本を外す。このとき外側から内側へと順番に外していく。
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ビームが外れた。
先にコンロッドを取り外すのでクランクキャップはそのままにして、コンロッドキャップを取り外す。
コンロッドキャップが外れたら、コンロッドボルトにエアホースの切れ端をかぶせる。
こうすることでピストンを取り出す際にシリンダー内壁に傷をつけるのを防げる。
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ピストンたち。右から1番、2番、3番、4番。
可もなく不可もなく、まぁ、こんなものかな・・・って感じ。
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シリンダー内壁は上端あたりに少し薄らサビがある程度で問題なしクロスハッチもしっかり残っている。
シリンダーライナーは鉄なのでサビ防止に万能グリスをぬったくっておいた。
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本日はココまで。クランクはつけたままラップで保護。

ちなみにクランクメタルは普通。多少の線キズはあるけど、地金が出ているところは一切ない。
クランク側はキズもなくツルツルなので問題ないだろう。
ま、メタルは新品に交換するけどね。

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