たくちゃん号(KV3サンバー)
・ミッション取り外し
エンジンとミッションの継ぎ目あたりから微妙にオイルがにじんでいる。
だーだー垂れるほどではなくオイル汚れっぽい感じ。
そのまま乗れなくもないんだけど、気になる。
おそらく定番のクランク後端あたりから漏れているんだと思う。
クランクシールか、はたまたベアリングキャップシール(棒状のやつ)か。
一度見てみないとなんともいえないのでミッションをおろすことにした。
※写真は使いまわしが多いです。あらかじめご了承ください。
まずはマフラーの取り外しから。
エキマニの遮熱板から外していって5分ほどで取り外せる。
排気温度センサーのカプラーを取り外すのを忘れずに。
配線がつっぱってるとカプラー抜けないんだよね(´・ω・`)
ジャッキアップしてウマに乗せる。今回はメンバーにウマをかけた。
ミッションにつながっている各種ケーブルを外す。
スピードメーターケーブルと、シフト関係が上下に2本。
リアショックを外す。フリーにすればいいだけなんだけど、邪魔くさいので撤去。
右側のショックはオイリーになっていた。次回車検までには交換だな・・・・。
車高が左右で違う原因ってこいつなんじゃないだろうか・・・・。
んで、ドライブシャフトを抜く。
バールで根元をこじるテンションをかけつつドラシャ本体をプラハンでガシガシ。
抜けた!(この写真はミッションもないけどw)
垂れ下がったままでは邪魔なのでロアアームにひもで結び付けておいた。
続いてスペアタイヤを外す。
スペアタイヤで隠れていたエア抜きバルブを開いて冷却水を放出。
ラジエターキャップを開くと一気に水が出る。
ラジエター側はエア抜きが面倒くさくなるので抜かないw
スターターを外す。ハーネス2本を外して、本体は14ミリボルト1&ナット1個で固定
されている。
ボルト側はミッション結合のために使われている。
ミッションとエンジンの結合部の10ミリ、14ミリのボルトを外す。
ミッションにジャッキをかけておく。
ミッションマウントのボルトを取り外す。
エンジンマウントのボルトを取り外す。
ついでにマウントブラケット自体を除去。(スペースが確保できる)
はい!産まれました!
KV、KS型のサンバーはミッションオイル漏れない!
どんなにゴロゴロしても漏れない〜♪
オイルシールがしっかりしてるから漏れない〜♪
エンジンルームはこんなかんじ。エンジンが残ってるのがわかるかな?
ちなみにミッションは下へ抜いた。
ジャッキもウマも一般に売られている1.5t用。十分DIYできる範囲だ。
ミッション側はきれいなもんです。
クラッチグリースが少し溶けて流れたあとがあったので拭き取っておいた。
続いてクラッチを取り外す。
供回りするのでソケットをフライホイールのギア部分にひっかけて供回りを防ぎつつ
外す。(※写真は締める時向けのソケットの置き方です。)
ディスクが落ちてくるので注意しながら外していく。
ディスクもカバーも全然減っていない。カバーにいたっては初期溝が残ってる。
フライホイールは裏面に放射状にオイルが飛び散った跡が・・・・。
クランクシールから漏れているのだろうか?
ドライブプレートを外すとエンジン側にはオイルが付着してた。
といってもほんの少し。
もっとドバッと出てくるのかと思ってたんだけど意外と少量。
汚れ方を見るとどうも棒状のシール部から漏れている様子。
そこから漏れたオイルがクランクについて円状に飛散したと考えられる。
ってことでここをごっそりやり直すことにした。
まずはオイルを抜く。
オイルパンにどれぐらいオイルが残るのか興味があったので上抜きで抜いた。
車は一週間以上放置していたのでオイルは落ちきっているだろう。
そしてオイルシールを撤去。
オイルシールの撤去にはこの道具を使う。
マイナスドライバーの先端を曲げたもの。これをぐいっと突っ込んでひねるとパコッと
外れてくれる。
特に問題はなさそうなんだが・・・・
外すと再利用はできなくなる。勿体ないなぁ・・・・。
新しいシール組む時は液体ガスケットを薄く塗っておこうか。
エンジン側もしっかりクリーニングしておく。
といってもオイルを拭いた程度なんだけどね。
棒状シールを交換するためにはオイルパンを取り外す必要がある。
続いてダイアゴナルメンバーをはずす。
これがあるとオイルパンが外しづらい!
オイルパンを固定している14本のボルト(10ミリ)を取り外す。
液体ガスケットで張り付いているボルトを外しても落ちてこない。
オイルパンカッターを打ち込んで分離させる。
カッターは打ち込んだら横方向へ叩いていく。
1/3ぐらいカットしたら隙間ができてくるのでぐいっと引っ張るとペリペリとはがれる。
オイルパンを外すと多少オイルが落ちてくるので注意。
といっても数滴垂れた程度だった。
オイルパンに残ったオイルはたったこれだけ。
確実に上抜きの方がたくさん抜ける。
ドレンボルト(磁石付)には鉄粉等の付着はほとんどない。
エンジン自体には問題なさそうだ。
でも、オイルストレーナーにはわた埃がたくさん・・・・おそらく軍手の毛玉だろう。
ストレーナーの1/3ぐらいにビッシリついてた。あぶないあぶない。
エンジン組む時には軍手を使っていたからな。
今度から気をつけよう。
ブロックについた液体ガスケットを除去する。地味に大変。
定規でゴリゴリ・・・・・ゴリゴリ・・・・車の下にもぐってやってるからやりにくいったらありゃ
しない。
削りカスが顔に落ちてくるし・・・・。
ネジ穴の中に残ったガスケットもきれいに除去しておいた。
チマチマとがんばりましたよ。
そしてクランクキャップを外す。
12ミリのボルト2本を抜くんだけど、それだけでは外れてくれない。
なので、真ん中のサービスホールにメガネを通したボルトを取り付けてプラハンでメガ
ネを叩くと簡単に外せる。本当はスライディングハンマーをつけるらしいんだが。
外れたらブロック側の接合面をきれいにする。
オイルパンは家に持ち帰った。家でじっくりと清掃するのだ。
これが問題の棒状シール。液体ガスケットと併用するようになっている。
キャップの棒状シールを取り外してみた。オイルが抜けた跡がある(´・ω・`)ココか。
残ったシール剤をきれいに除去しておいた。
前回はもっと手抜きだったかも・・・・・orz
シールは当然オイルまみれ。
よくよく考えてみるとブロックとの接合面でシールが入っていないところって液体ガスケ
ットを塗らないと漏れちゃうんじゃなかろうか・・・。
整備書にはシール剤を塗れ!とは書いていなかったけど今度は塗ってみようかな。
とりあえず、こっちも部品待ち!