ヘッドカバー交換

サンプル車:S14シルビアQ's
(LAST UPDATE:2010.2.4)
 

S14Q'sのヘッドカバーはアルミそのものの銀色。PS13K'sやS15オーテックバージョンのように鮮やかなメタリックレッドではないのでみすぼらしく見えてしまいます。
ってことで、それらに負けないようにブルーメタリックに塗装してみることにしました(・∀・)
パワーアップはしませんが、エンジンルームが派手になるのでハッタリがききます(笑)
S15Spec-SやS15ヴァリエッタの方も同様の手順でOK!!

使用した部品

商品名もしくは部品名 部品番号 価格
ロッカーカバー(ヘッドカバー)

13264-65F02

\28200
ガスケット(プラグ穴側) 13271-65F00 \690
ガスケット(ヘッドカバー外周側) 13270-65F00 \1380

部品番号はすべてS14Q's&S15Spec-Sのものです。 価格はすべて2010.1現在
 

使用した工具

工具名 備考
ソケットレンチ 8ミリディープ

ノーマルのヘッドカバーです。地味です・・。

ヘッドカバーの脱着に際してタワーバー、プラグコードなど邪魔になるものを外していきます。
プラグコードはプラグ側を引き抜いて邪魔にならないところへかわしておきましょう。
タワーバー、プラグコードが外れました。
ヘッドカバーについているブローバイホースなどを外していきます。
まずはデスビ後ろあたりにあるココから。
プライヤーなどでクリップをずらしてホースを持って引き抜くだけです。
引き抜く際、樹脂クリップを割らないように注意しましょう。
ブローバイホースのクリップが付いている台が邪魔になるので取り外します。
12ミリのボルト2本で固定されています。
こちらはエンジン後部エキマニ側のブローバイホースです。
先ほど同様クリップをずらし引き抜きます。
こちらはインマニ側です。
ココも同様にクリップをずらし、引き抜きます。
印のところのタイラップをカットしてハーネスをずらせるようにしておきましょう。
タイラップ部分の拡大図です。
ここのタイラップはカットしたままでも問題はないと思われます。
デスビにある2つのカプラーを引き抜きます。
ポッチを押さえて
から引き抜きましょう。
引っ張りながらポッチを押すと抜けないので注意してください。
エンジン前部のクリップも同様に取り外します。
ハーネスも共締めされているので引きちぎらないように注意してください。
12ミリです。
同様にココもはずします。
10ミリです。

これでハーネスはある程度フリーになるのでヘッドカバーにかぶさらないようによけておきましょう。
いよいよヘッドカバー本体を外します。
10ミリのボルト15本を緩めます。@→Nの順で緩めてください。
分厚いワッシャーのようなものがあるのでなくさないように注意しましょう。

また、Nのボルトだけ長いので間違えないようにしましょう。
持ち上げるだけで外れますが、固着している場合はプラハンなどでカバーを叩いて外してください。
ガスケットが2つあるので忘れないように取り外してください。
ヘッドカバーをブルメタに塗装しました。

今回は下塗りにシルバー、上塗りにインプレッサのWRブルーを使用しました。
耐熱塗料は使っていません。(ボディカラーで十分耐熱性があります)
もちろんクリア塗装もしていて、表面はツルツルです(・∀・)

文字部分はマスキングせず塗装して、乾燥後にサンドペーパーで削っています。
ヘッドカバーに新しいガスケットを取り付けます。
少量のオイルを塗りはめ込んでいきます。
同様に外周部分のガスケットを取り付けます。
印部分には液体ガスケット(エンジン用)を塗布します。
3ヶ所あります。(S13系だと4ヶ所)
ガスケットを変な形に挟み込まないように注意しながらヘッドカバーを載せます。

ボルトの締め付けは取り外しと逆の順番となります。
@→Nの順で3回ずつ締めていきます。
今回はまず手で締め込んでいき、手で無理・・となったら次のボルトへ移動し、それを3順ほど繰り返して工具で本締めしました。
いきなり1ヶ所を全部締め込むのではなく、万遍なく少しずつ締め込んでいくのがコツです。
そうしないとガスケットに歪みが生じてオイルがにじんだりしてきます。
※エキマニにつくと車両火災へ発展しますので慎重に作業してください。
取り外していたものを元通りに戻せば完成です。

パワーアップは一切しませんが、見た目的にキレイになりました。

オイルが付いても拭き取るだけできれいになるのでオススメです。