燃料フィルター&ホース交換

サンプル車:PS13シルビアK's
(LAST UPDATE:2010.2.4)
 

Z32の燃料フィルターに交換してみました。
値段は同じなのに大きさはPS13のものより大きいので、ちょっとしたコレクタータンク的性能も期待できそうです。

そしてフィルター交換と同時に燃料ホースも交換しました。
純正を買うとかなり高いのでオークションで切り売りしているものを購入しました。
実際には1.5mもあれば十分でしょう。
作業自体も簡単なので5万キロ以上無交換の人はぜひチャレンジしてみてください。

作業は基本的にPS13での紹介ですがS14、S15などもほとんど同じやり方でOKです。

使用した部品

商品名もしくは部品名 部品番号 価格
燃料フィルター AY505-NS005(Z32) \4040
AY505-NS003(PS13)
燃料ホース(ブリジストン製・内径8.1mm) Yahoo!オークションで購入
<出品者のオークションページ>
\2500
ブローバイホース 11826-52F00  \1900

価格はすべて2010.1現在&税別
 

使用した工具

工具名 備考
プラスドライバー  
プライヤー  
カッターナイフ  
浸透潤滑剤 CRC-556など

Z32の燃料フィルターとブリジストン製燃料ホースです。

フィルターの大きさの比較です。明らかにZ32のほうが大きいです。
フィルター部分は大きいですが出入口のパイプ径は同じです。

まずは燃料ライン内の燃料を抜く作業を行います。

エンジンルームのヒューズボックス内にあるEGI PUMPリレー、もしくはFUEL PUMPヒューズ(10A)をすぐ抜ける状態にしておきます。(まだ抜いてはいけない。)

エンジンをかけたら先ほどのヒューズを抜きます。
するとしばらくするとエンジンが停止します。
その後数回クランキングしてパイピング内の燃料を使い切ります。

給油口のキャップを外しておきます。内圧を抜くだけでもかまいません。
その後バッテリーを外しておきます。(マイナス端子を外すだけでOK)

ホースバンドを緩めてホースを外します。

しかしほとんどが硬く固着しているのでカッターで切れ込みを入れて取り外すとよいでしょう。カッターで切るとき燃料がプシュ!っと出てくることがあるので目に入らないように注意しましょう。(防護メガネの着用をオススメします。)

燃料フィルター奥にあるホースバンドを緩めホースを取り外します。
このホースには保護チューブがついているのであとで取り付けるのを忘れないようにしましょう。

燃料フィルター上下のホースバンドを緩めホース&フィルターを外し。
フィルターの中にはガソリンが残っているので気をつけてください。
ひっくり返すとドボドボと出てきます。

※このクルマには燃圧計が装着されているのでホースにアダプタが装着されています。ノーマルはフィルターからインマニまでのホースは1本でつながっています。

Z32の燃料フィルターをつけます。PS13のものと同じようにつければOKです。
ホースは新品だとスルっと簡単にはまりますが、はまりにくい場合は中性洗剤などをつけるとスムースに入ります。ホース表面に塗るとホースバンドの移動もラクですよ。

ついでにインマニ付近の燃料ホース類も交換しておきましょう。
曲がっている部分はホースを長く取りすぎるとつぶれてしまうので若干短めにカットしておくとよいでしょう。

ココも忘れずに交換しておきましょう。

※これを外すには下の異径ホースを先に外す必要があります。

これは異径ホースになっているので純正部品を使ってください。
ブリジストンのでは入りませんでした(;´д`)

交換作業がすべて終わったら、各ホースバンドがちゃんと締まっているかチェックしてください。

ヒューズを差し込み、バッテリーをつないでエンジンをかけて漏れなどがないかチェックしてください。

異常がなければ交換作業完了です。

ちなみに最初はエンジンのかかりが悪いですが問題ありません。(フィルター内に燃料がないためです。)

今回取り外したパーツたちです。
もうホースは弾力を失ってカチカチでした。
前回交換したのが3年前で、それから5万キロ以上走っているので当然かも・・(^^;)

このように締め付けている部分とそうでない部分の太さが全く違います。
さらにホース端はささくれてきていました。