| えっと、めさくさ細かい話をしますね。
スロポジの役目の中にアイドリング判定っていうのがあります。 それは電圧がある一定部分になるとアイドリング、ある一定部分を越えると非アイドリングと分けているんですが、それを調整するのに電圧で調整します。
しかし、なぜかATだけは電圧よりも端子間の抵抗値を優先するようになっているので、アイドリング判定でも電圧が規定の範囲を超えているクルマが多々あります。MTは両方が正常でないと×とされている(というか合っていて当たり前というスタンス)ますが、ATだけは抵抗が取れていれば問題ないとされているんです。電圧はオーバーしていてもかまわないんです。 つまり、こういうセンサーは電圧を合わせると抵抗がダメ、抵抗を合わせると電圧がダメなわけです。両方正常なのを求めるMTでは使えねーってお話になります。
実際、MT用として×判定されたものがAT用として使われていたりするのでAT用にはやたらこういったセンサーが多いんです。
症状としてはニュートラル判定が入りそこねたり、走行中のアイドリング判定が変なところで入ったりします。(高ギア、低回転時にアクセル一定で走っていると点火がとんだように突然ガクガクするなど)
ちなみにS15のAT車からはMT同様規定電圧&規定抵抗の両方が取れないものは部品交換と指示が変更されています。
こいつの難しいところは、部品を見て、それはダメ、これはOKと確実なことが言えないので、できればMT用に変更して、きちんとした調整をしてやったほうがいいというわけです。
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