| バネレートもスタビもフロントの踏ん張りを強くするわけなので、積極的に荷重移動しないとフロントが食わなくなります。
タイヤ幅を広げるのも一つの手ではありますが、広げるからといってグリップ力が絶対あがるというわけではないんですよ。
女性がはいている、ハイヒールってありますよね。あれってカカトの部分はとても細かったりしますが、あの細さでも歩いていけるのはあの細い部分に体重がドン!と乗っかっているからなんですよ。普通の靴の10cm2にかかる体重が50キロとしたら、ハイヒールは3cm2程度の幅に50キロの重さがかかってるんです。 つまり、1cm2あたりの荷重はハイヒールのほうが上になるんですよ。つまり全体で見れば同じ50キロですが、ハイヒールのほうがより積極的に50キロを地面に伝えてるということになります。
これと同じ原理がタイヤにもいえるんです。だから雪道では幅広タイヤより幅狭タイヤのほうが走りやすいんです。 サーキット走行等でなら、タイヤを太くすれば今まで以上に荷重をかけてやる必要があるってことです。そうしないと曲がらないんですよ〜。
キビキビ感を出すだけならハンドルを小径にするのもひとつのやり方ですね。
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