| まずキャンバー角についてですが、キャンバー角というのは車を正面から見て、タイヤがどれだけ左右に傾いているかをあらわしています。 垂直がゼロで、ハの字方向にいってるのがネガティブキャンバー、その逆がポジティブキャンバーとなっています。 車の標準的なキャンバー角(新車時の基準値)はネガ約1度ぐらいです。
で、シルビア系のサスペンション構造の場合、車高を落としていくとこのキャンバー角がネガ方向へ変わっていくんです。つまりノーマル車高で垂直だった場合、車高調に変えてベタベタにするとハの字になるということです。
どれぐらい車高を下げたらどれぐらいキャンバーがつくか?ということについてですが、こればっかりは実際にやってみないとわかりません。 というのもタイヤの幅やホイールのオフセット(っていうか位置ですな)などによって変わってくるからです。
次に調整ですが、ジャッキアップして、ピロアッパーの六角ネジ4本を緩めて(緩めるだけで外さなくてOK)左右にスライドさせればキャンバー角は変わります。 エンジン側へ移動させるとネガ方向、その逆はポジ方向です。
キャンバーは実際にアライメントテスター等で計らないときちんとした数値はでません。しかし、見た目であわせてもさほどハンドリングには影響はでないので問題ないと思います。
車高をベタベタに下げている場合ピロアッパーだけでは理想のキャンバーにすることができないこともあります。こういうときはロアアームを調整式のものにしたり・・と他の部分で調整しないといけません。
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