| プラグが真っ黒・・・ってことは燃料が濃い ということになります。 燃料が濃くなる理由を考えて、その上でひとつずつ「確実に」原因となる部分を解消していくしかないでしょう。がんばってひとつずつ再確認してください。手を抜かずキッチリとやっていくことが大切です。
まず、以前も書きましたが、パイピング周りのエア漏れ、エア吸いを疑います。 これは装着状態での目視ではなく、一度外して、ゴムホース部分などに亀裂、ピンホールなどないか入念にチェックしてください。 問題がなければ再度組み上げて症状に変化がないかチェックしてください。 可能ならばブローオフは取り除いてください。
次にバキュームホース類の劣化を疑います。 接続部分にひび割れが少しでもあるのならこの際すべて新品に交換したほうがよいと思います。というのも負圧(もしくは正圧)の管理がきちんとできていないとエンジン不調になりうるからです。AACバルブへつながっているスロットル手前のちょっと太めのホースなども要チェックです。
次にプラグです。ダメ元でプラグを新品に交換してみてください。 その際番手を7番程度にしてみてください。8番、9番といった冷え型プラグはかぶりやすい傾向を持っていますので極端に比較するには7番、6番当たりでもよいと思います(あくまで比較チェック用としてですので安いものでOKです)
次にスロットルポジションセンサー、O2センサー、パワートランジスタが正常かどうかを調べます。これは抵抗値を測ることでわかります。
ウエストゲートはそうそう壊れるものではないのですが、壊れるとブーストがかからなくなります。当然ブーストがかかり始める回転数あたりで息継ぎというか失速感があるでしょう。ゆえにこれもひとつの原因となりえます。 しかし、先にも書いたとおりそうそう壊れる部品ではありません。 同様にタービン本体がダメになっている場合も同じような症状になります。白煙をはかずともブローしている場合は多々あります。(ブレードが固着している等) これはインタークーラーのパイピングを外したときについでにブレードが見えるところまで外して目視及びセンターシャフトがスムースに回るかどうかをチェックしたほうがよいと思います。
といろいろ書きましたができることから丁寧にチェックしていってみてください。 原因がわかることを祈っています。
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