| 今日ようやくクイックシフトを入れてからの悩みだった 「レバー比が変わって両手で引っ張らないとバックギアに入らない」 症状を駆逐しました。 これはおそらくは6速MTでのクイックシフトでのみ起こる現象です。
かなり思い切った手段を使いました。 まず、MTを分解…もう手馴れたものです。
シンクロハブをスライディングハンマーで抜き取る。 その前にケースにあいている穴という穴をふさぎケース内への異物の混入を 予防しておくのがポイント。 前回は、この穴にシンクロハブのスチールボールやらバネやらが入り こんだため救出のために1段目と2段目のケースまでばらすハメになったので、 今回は学習してます。
するとベアリングリテーナが取り出せます。 トルクスネジで止まっているのですが、はずすのにドライバー型工具では てこずったので、今回はステンレスのヘキサゴンの皿ネジに交換しました。 これで、トルクスがなくてもアレンキーでなんとかなります!
さて、ベアリングリテーナーを分解です。 ピンをハンマーとピンポンチで抜きます。 するとバネがびょーんと飛び出します。 このバネが今回の主役!
このバネを東海バネ工業さんに送りつけてバネレートを-30%にしたバネを再設計してもらい製作も二つ返事で依頼。 1個で5800円ほどしました。 コレをベアリングリテーナーに組み付けて…MTに戻すだけです。
で、結果…ちょっと弱いかも…でも片手で楽にバックギアには入るので良しとしましょう! 私的にはこれでやっと実用レベルです。 これから6速MTでクイックシフトを…とお考えの方は参考までにどうぞ!
しかし、私もMTを降ろして分解して、組み立てて、また積み上げるのに 半日掛からないようになってまいりました… 昔は一人では到底つめなかったのになぁ…技術の進歩に自画自賛のくりすたるR でしたぁ〜(^^;
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